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2019/06/23

桂都丸「向う付け」ほか

【世紀末亭】2019年6月23日定期(リニューアル)アップ

●桂都丸「向う付け」:江戸落語「三人無筆」
喜六が外出から帰って来ると、お世話になっている十一屋のご隠居が亡くなったという知らせが届いていた。まともな挨拶などできない喜六ではあったが、しっかり者の女房に当座のくやみ「ついにはこちらのご隠居さまにはよぉございませなんだそぉで……、何の役にも立たんもんでございますけれども、それ相当のご用事があったらお言ぃ付け下さい」を教えてもらい線香をひと束携えて訪ねると、御寮人(ごりょん)さんから斎場の帳場、記名係を頼まれてしまう。ところがこの喜六、平仮名さえも危ないという「無筆」。またもや女房に秘策を授かり阿倍野の斎場へ向かうと、そこには……
http://kamigata.fan.coocan.jp/kamigata/rakug180.htm

●桂枝雀「替わり目」
職場の寄り合いか何かでしょう、外でしこたまお酒を召し上がって帰宅された松本留五郎さん、奥さんに「喧しぃ言ぅてんと、早いこと寝なはれ」言われても、何か物足りない呑み足りない。買い置きの上等の酒を持って来させ「何かつまみはないか? コウコは?」と聞けば「みな食てもた」の返事。「女たるもの女言葉で『いただきました』となぜ言えん」小言のひとつも言いながら角のおでん屋に買いに走らせたその隙に、担ぎのうどん屋さんを呼び止め酒に燗をさせようと企む……。酒呑みのボヤキ、戯言の中にキラリと光る人情の機微が、あるのやら、ないのやら。
http://kamigata.fan.coocan.jp/kamigata/rakug181.htm

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2019/06/09

桂文枝「猿後家」ほか

【世紀末亭】2019年6月9日定期(リニューアル)アップ

●桂文枝「猿後家」
町内で知らぬ者のない川上屋の後家はんは「イヨ~ッ!」と声をかけたくなる美形の後ろ姿なのに、前へ回ると「ポンッ!」別名「鼓の掛け声」と言われるほど、山からトレトレの猿にそっくりな顔をしている。そのため、店では「しなさる」「くださる」「捨て去る」と「猿」の付く言葉は禁句、決して言ってはならないことになっていた。ある日「お伊勢さんへ参るので」と暇乞いにやって来た野太鼓の太兵衛に、幾ばくかの餞別を渡し送り出して早や五日目、土産を携え帰って来た。太兵衛が道中ばなしを聞かせるうち、決して言ってはならない「奈良興福寺、猿沢の池」と、つい口を滑らせたから大変……
http://kamigata.fan.coocan.jp/kamigata/rakug178.htm

●月亭八方「坊主茶屋」:江戸落語「坊主の遊び」
酒の勢いで上がり込んだ安茶屋、噂には聞いていたが噂以上のひどさに「このまま黙って帰るのも癪なので何か悪戯を」と、部屋の鏡台の引き出しを探すと剃刀が出てきた。では、この剃刀で女郎の眉毛でも剃って……、いや眉毛はもう無い、抜け落ちたものか描いてある。それでは鬢(びん)を……、これもほとんど剃る手間が要らないほど抜けている、よっぽど悪い病気持ちに違いない。「もう頭に来た、スックリ丸めて坊主になれッ!」すっかり剃り上げ、そのまま二階の窓から飛び降りて逃げ帰った明けの朝、女どもが目を覚ますと……
http://kamigata.fan.coocan.jp/kamigata/rakug179.htm

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