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2018/06/17

桂春団治「代書屋」ほか

【世紀末亭】2018年6月17日定期(リニューアル)アップ

●桂春団治「代書屋」
え~、大勢のお運びで、厚く御礼申し上げておきます。相変わりません馬鹿ばかしぃところを一席聞ぃていただきまして、失礼(ひつれぇ)をさしていただきます(羽織をシュ! 一瞬の早業で後ろへ落とす。ほれぼれ……)。「儲かった日も代書屋の同じ顔」川柳といぅものは、なかなか面白いところに目を付けるもんで、そぉ言われてみますと、この代書屋さんといぅ商売は「今日は儲かった」といぅて、あまり嬉しそぉな顔をしてる人おません。たいてぇ陰気な顔をして机にもたれて店番をしてる、てなもんで……(By 春団治師匠のマクラより)
http://kamigata.fan.coocan.jp/kamigata/rakug131.htm

●桂枝雀「代書」
え~、しばらくのあいだお付き合いを願うのですが「儲かった日も代書屋の同じ顔」て、面白い川柳があんのでございますねぇ。代書屋さん、いわゆるこの法律上のでございますね、役所なんかに届け出ますいろんな書式がございますですね、そぉいぅものをば扱ってなさる、つまりお仕事やそぉでございますが。みなたいてぇここへ皺寄せましてね、難しぃ顔して、難しぃ顔てどんな顔や分かりませんが、まぁ俗に言ぅ難しぃ顔して座っておられましたそぉです。そこへ飛び込んでまいりますのが、いわゆる我々同様といぅ、まぁいたって朗らかな人間でございまして……(By 枝雀師匠のマクラより)
http://kamigata.fan.coocan.jp/kamigata/rakug132.htm

★「代書屋 Vs. 代書」秘話:4代目桂米団治師匠が作られた「代書屋」は米朝師匠に引き継がれたある時期までは「代書屋」という演題で高座にかけられていたのです。ところが行政書士会か何かが「代書屋とは何事だ、魚屋、八百屋、散髪屋、風呂屋と一緒にするなッ!」とお怒りになって横槍が入り「代書」になったいきさつがあります。

ですから、春団治一門は伝統を正しく伝えて「代書屋」米朝一門は圧力に屈して「代書」と二通りの演題が存在するのです。

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【DTM(MIDI)でクラシック/水無月6月新譜】
■DTM(MIDI) on モーツァルト・ピアノソナタ第18番 ニ長調 K.576
 W.A. Mozart Piano Sonata No.18 D-major K.576

DTM(MIDI)でクラシック、今回はモーツァルトのピアノシリーズから『ソナタ18番』をご紹介します。実のところ、私はあまり馴染みがなく、入力するまでどんな曲想か存じませんでした。聴き込むうちに慣れてきましたが、ハッキリ言って強く印象に残るメロディラインではないですね。

今回のプログラミングでは実験的試みとして、左手の音量を右手マイナス10と機械的に決め、左手を強調する要所のみ右手対比音量を上げる、という手法をとってみました。パターン化することによって修飾の手間を省こうという魂胆です。結果的に失敗ではなかったように思うのですが、いかがでしょう。やっぱり、モーツァルトは単純そうで奥深く、気難しそうで無邪気で、そして可愛い。

第1楽章:Allegro → 00:00
第2楽章:Adagio → 05:04
第3楽章:Allegretto → 09:57

スコア:世界音楽全集・春秋社版『ソナタ集 第2巻(19) ニ長調 K.576』
シーケンサー:シンガー・ソング・ライター(Win-SSW)
MIDI音源:ローランド(Roland)SC-88VL
制作期間:2018年4月23日-6月16日
MIDIクリップ制作:仮隠居

●下記URLに過去作品取り揃えております。
http://www.youtube.com/user/BYR00746#p/u

【注意 notice】
この音楽はパーソナル・コンピューターで私自身がプログラムしたMIDIファイルを演奏しています。
This music is performing the MIDI file programmed for myself with the personal computer.
この音はシンセサイザー(ローランド SC-88VL)によって作られています。
This sound is made by the synthesizer (Roland SC-88VL).

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2018/06/03

桂米朝「一文笛」ほか

【世紀末亭】2018年6月3日定期(リニューアル)アップ

●桂米朝「一文笛」:原作・桂米朝師匠
「金持ちからしか盗みはせん」と義賊を自称する腕利きスリ師の秀が駄菓子屋の前を通りかかると、一文笛を取り囲んで騒いでいる子どもたちがいた。中にひとり、みすぼらしい着物を着た子が欲しそうに眺めている。「銭のない子はあっち行てんか」駄菓子屋の婆に追い払われるのを見て、盗人根性の悲しさから、わずか一銭ほどの竹の笛を盗んで、子どもの懐へ忍ばせてしまった。この子、実は落ちぶれているとはいえ士族の子「盗みをするよぉな子どもは出て行け」家を締め出され、やがて思い余って井戸へ身を投げてしまう。長屋の連中に助けられ一命は取りとめたものの……
http://kamigata.fan.coocan.jp/kamigata/rakug129.htm

●桂米朝「祝いの壺」:江戸落語「肥瓶(こいがめ)」
素寒貧(すかんぴん)の二人が道でバッタリ出会った「金なしに酒を呑む方法がある、昔馴染みの芸者が店を持ったので、水壺を祝いに持って行けばご馳走になれる」という。そこで、二人合わせても二十五銭しかない金を持って、二荷入りの水壺を求め古道具屋へ走るが、まともな品はやっぱり一円以上して手が出ない。しかし「ワケアリの一品なら二十五銭で売ってもよい」と言うので、そのワケとやらを聞くと……
http://kamigata.fan.coocan.jp/kamigata/rakug130.htm

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