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2016/09/18

桂枝雀「宿屋仇(上・下)」ほか

【世紀末亭】2016年9月18日定期(リニューアル)アップ

●桂枝雀「宿屋仇(上・下)」:江戸落語「宿屋の仇討」
日本橋の宿屋「紀州屋源助」に「身共は明石の藩中にて万事世話九郎(ばんじせわくろぉ)と申す者じゃが、夜前は泉州岸和田、岡部美濃守殿ご城下、浪花屋といえる間狭な宿に泊まり合わせしところが、雑魚も藻艸(もぉぞぉ)も一つに寝かしおってな、巡礼が詠歌をあげるやら、六部が経を読むやら、駆け落ち者がイチャイチャ申すやら、夜通し身共を寝かしおらなんだわい。今宵は間狭にても良い、静かな部屋へ案内(あない)してもらいたいのじゃ」と、一人のお武家さんが部屋を取ったそのあと、伊勢参りから戻る途中の兵庫の若者三人連れが現われ、この侍の隣りの部屋へ案内された。こちらは精進落とし、芸者を揚げうわぁ~ッと騒ぎはじめた途端、隣から「お静かに」を喰らい、仕方なく早々に寝床を敷いて横に。道中の思い出話を語るうち、相撲を取りはじめ、またもや「お静かに」。ならば女性の話なら声もヒソヒソ低くなるだろうと、手柄話をはじめたのがいけなかった、今度は「お静かに」どころか「今すぐ踏み込んで叩き斬る」いったい、彼らに何が起こったのだ?
http://kamigata.fan.coocan.jp/kamigata/rakugo39.htm

●桂枝雀「ひとり酒盛」
友達が宿替えをしたと聞いて訪ねて行くと、まだ荷物の片付けも済まず、壁紙を貼っている最中だった。とりあえず座る場所だけ確保させられ「一段落したら酒でも酌み交わそう」と、カンテキに火をいこし、薬缶を乗せ、湯が沸くまでのあいだに近くの店へ鍋焼きうどんの注文に走らされる。戻れば銚子と湯呑みとスグキの用意をさせられ、酒の燗がつくのを待つばかり。ところが「できたかな?」と言ってグイッと呑み「まだぬるい」グイッと呑んでは「熱ッ、こんな熱いのを呑ませられん」グイ~ッと呑み干し「できたかな?」と言ってグイッと呑み「上燗、上燗」グイ~ッと呑み干し「できたかな?」……
http://kamigata.fan.coocan.jp/kamigata/rakugo41.htm

             * * * * *

【DTM(MIDI)でクラシック 9月新譜】
■DTM(MIDI) on モーツァルトの交響曲 第35番 ニ長調 K.385〈ハフナー〉
  W.A. Mozart Symphony No.35 in D-major K.385 "Haffner"

第1楽章:Allegro con spirito 00:00
第2楽章:Andante 06:15
第3楽章:Menuetto 10:06
第4楽章:Finale; Presto 13:03

DTM(MIDI)でクラシック、交響曲シリーズ第10弾はモーツァルトの35番〈ハフナー〉です。スコアをザラッと眺めるとトリルと前打音の多さが目に付きましたので、ここはひとつこれらを強調してやろうか、との思いが起こりました。ちょっと下品なぐらいに強めてやったところが、結構いけるような気がします。これがモーツァルトの意図なのかな?

楽器編成はストリングス+ホルン・トランペット・ティンパニィ+フルート+クラリネット+オーボエ・ファゴットと中規模編成になっています。第1バイオリン・フルートがほぼユニゾンで主旋律、第2バイオリン・フルートと第1オーボエ、第2オーボエと第1クラリネット、それぞれがユニゾンでハーモニー担当。そのため、打ち込みはコピペと移調でかなり時間短縮できました。

チェロ・バス・ファゴットは低音部完全ユニゾン、ホルン・トランペット・ティンパニィがリズム、ビオラが臨機応変に旋律・和声・低音・リズムを繋ぐ役目。DTM(MIDI)打ち込みをやっていると、こんな楽屋裏事情が耳からだけではなく、目と手に伝わってくるのが面白いですね。

なお、第2楽章は冗長になるのを防ぐため繰り返しを省略しています。

スコア:全音楽譜出版社『モーツァルト 交響曲第35番 ニ長調 K.385〈ハフナー〉』
シーケンサー:シンガー・ソング・ライター(Win-SSW)
MIDI音源:ローランド(Roland)SC-88VL
制作期間:2016年08月08日-2016年09月12日
MIDIクリップ制作:仮隠居

●下記URLに過去作品取り揃えております。
http://www.youtube.com/user/BYR00746#p/u

【注意 notice】
この音楽はパーソナル・コンピューターで私自身がプログラムしたMIDIファイルを演奏しています。
This music is performing the MIDI file programmed for myself with the personal computer.
この音はシンセサイザー(ローランド SC-88VL)によって作られています。
This sound is made by the synthesizer (Roland SC-88VL).

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2016/09/04

桂枝雀「こぶ弁慶」ほか

【世紀末亭】2016年9月4日定期(リニューアル)アップ

●桂枝雀「こぶ弁慶」:東の旅シリーズ
「宿屋の女衆(おなごし)が袖引く」から「宿賃の応対」までは、落語「宿屋町」。その先、夜のご膳に、お隣りお向かい、その他大勢の同宿人が集まって宴会となり、好物の尋ね合いをするうち「お土」が好きだという者が現われて、廊下の壁土を食べた結果、肩に大きなコブが出る頃には、主役であるはずの喜六も清八もいなくなり「どこへお行きあそばした?」とか、感じてる暇もなく、コブには蛸薬師さんが霊験あらたかということで日参するうち、大名行列に出くわして、コブが弁慶で、弁慶には義経で、わぁわぁわぁわぁ……
http://kamigata.fan.coocan.jp/kamigata/rakugo37.htm

●桂枝雀「蛇含草」:江戸落語「蕎麦の羽織」
夏の盛り、知り合いの家を訪ねると隅々まで掃除が行き届き、庭には打ち水、座敷に籐ムシロ、風が通り抜けてまことに気持ちが良い。と、一点、床柱に何やら雑草がぶら下げてあり、それだけが何となくむさ苦しい。「あれは何か?」と尋ねたところ「蛇含草(じゃがんそう)といって、大蛇の腹薬、消化剤だ。人間を飲み込んで苦しくなった時に蛇が食う」何やら面白気な講釈に少し分けてもらい、ふと見ると、この暑いのに火鉢に火を入れ餅を焼いているではないか。「親類に祝い事があっていただいたのだが、この陽気にカビさせてはもったいないので少しでも早く片付けよう」と焼いているのだった。さぁ、餅好きのこの男、食いたくて食いたくて「お上がり」の一言を待たずに勝手に餅を取ってパクリッ! この行儀の悪さが大事件に発展しようとは……
http://kamigata.fan.coocan.jp/kamigata/rakugo38.htm

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