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2016/08/07

桂枝雀「始末の極意」ほか

【世紀末亭】2016年8月7日定期(リニューアル)アップ

●桂枝雀「始末の極意」:江戸落語「しわい屋」
景気が悪いときには、無理をしてでも消費に励み、内需拡大するのが国民の努めである。なんてことは生活にゆとりのある勝ち組に任せておいて、落語に登場する庶民感覚あふれる人々は、始末、倹約、質素、簡略を旨に、いつなんどき襲ってくるか分からない危機に備えなければならないのです。そこで、一枚の習字用紙を使うにも、まず真っ黒になるまで字を書き、よく乾かして鼻をかみ、それを広げて太陽光にさらし、便所でお尻を拭き拭きする。また、梅干をひもで吊るし、眺めて出て来た酸っぱい唾液をおかずに飯を食い。また、隣りから匂ってくる鰻を焼く香りで飯を食い。また、また、また……、そして究極の始末とは?
http://kamigata.fan.coocan.jp/kamigata/rakugo33.htm

●露の五郎(五郎兵衛)「近日息子」
道頓堀の芝居看板に「近日より」ビラが貼ってあるのを見て「近日とは、近い日、今日から一番近い日は、あしたである」と解釈した作次郎さんは、近所で「アホ作、ヌケ作」と呼ばれる正真正銘、独特の世界観を持った人物である。その作次郎さんが今、父親の便秘に悩む声「どぉも腹具合が悪い」を聞いて突然、外へ飛び出して行った。やがて医者を連れ帰り診てもらうが、もとより健康状態に変はないので、先生「はてな?」小首をかしげたのは「ヒョッとしたら、かも知れん」また飛び出し、棺おけを担いで帰って来たことから、ご近所さんを巻き込んでの大騒動が持ち上がる……
http://kamigata.fan.coocan.jp/kamigata/rakugo34.htm

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コメント

始末の極意
梅干や鰻、扇子の件は他人に実害を及ぼすことはないと思いますので、ハハハと笑うてられますけど、鰹節や菜に至っては犯罪ですな。この二件を省いてやってもろたら文句なしに笑えます。演者によってこの二件を抜いたやり方をしてますね。
近日息子
先繰気転、勉強になります。

投稿: ラウノシア | 2016/08/07 16:38

>ラウノシアさん
それを言っちゃお終いよ、寄合酒も貧乏花見も壷算も胴乱の幸助も……

投稿: 仮隠居 | 2016/08/08 00:22

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