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2016/08/21

桂春団治「親子茶屋」ほか

【世紀末亭】2016年8月21日定期(リニューアル)アップ

●桂春団治「親子茶屋」:江戸落語「夜桜」
「爪で火を、とぼして貯めた親の子が、ロウソクで読む傾城の文」を地でいく若旦那、今日も親旦那から小言をちょうだいし「親が大事か、芸妓が大事か?」と詰め寄られる。親父さんとしてみれば「悪ぅございました、親のあなたが大事」と言ってくれる希望的観測だったのでしょうが、そこは根性の座った若旦那「三文の値打ちもない老いぼれ親父と、水も垂れるよぉな綺麗な芸者と、頭からハカリにも天秤にも……」素直に本心を吐露してしまったから大変、親旦那は「出て行け」若旦那は「出て行かいでかい」中に立った番頭が「まぁまぁまぁ、大旦那……」止めてくれて、なんとかその場は収まったのだが……
http://kamigata.fan.coocan.jp/kamigata/rakugo35.htm

●桂枝雀「あくびの稽古」:江戸落語「あくび指南」
道でばったり出会った友達から「稽古に付き合ってくれ」と頼まれた。しかし、この男には以前も三味線、浄瑠璃、踊り、柔道と幾度も付き合わされ、そのたびにひどい目に遭っている。今回も同じことの繰り返しであろうと「堪忍してくれ」断ってしまえばよかったのに、ついつい「今度、何の稽古行くねん?」聞いてしまったのが運の尽き。アホ顔で「あくびの稽古」と聞かされ、少しく好奇心が揺れてしまったものか、付き合う事態になってしまう……
http://kamigata.fan.coocan.jp/kamigata/rakugo36.htm

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2016/08/07

桂枝雀「始末の極意」ほか

【世紀末亭】2016年8月7日定期(リニューアル)アップ

●桂枝雀「始末の極意」:江戸落語「しわい屋」
景気が悪いときには、無理をしてでも消費に励み、内需拡大するのが国民の努めである。なんてことは生活にゆとりのある勝ち組に任せておいて、落語に登場する庶民感覚あふれる人々は、始末、倹約、質素、簡略を旨に、いつなんどき襲ってくるか分からない危機に備えなければならないのです。そこで、一枚の習字用紙を使うにも、まず真っ黒になるまで字を書き、よく乾かして鼻をかみ、それを広げて太陽光にさらし、便所でお尻を拭き拭きする。また、梅干をひもで吊るし、眺めて出て来た酸っぱい唾液をおかずに飯を食い。また、隣りから匂ってくる鰻を焼く香りで飯を食い。また、また、また……、そして究極の始末とは?
http://kamigata.fan.coocan.jp/kamigata/rakugo33.htm

●露の五郎(五郎兵衛)「近日息子」
道頓堀の芝居看板に「近日より」ビラが貼ってあるのを見て「近日とは、近い日、今日から一番近い日は、あしたである」と解釈した作次郎さんは、近所で「アホ作、ヌケ作」と呼ばれる正真正銘、独特の世界観を持った人物である。その作次郎さんが今、父親の便秘に悩む声「どぉも腹具合が悪い」を聞いて突然、外へ飛び出して行った。やがて医者を連れ帰り診てもらうが、もとより健康状態に変はないので、先生「はてな?」小首をかしげたのは「ヒョッとしたら、かも知れん」また飛び出し、棺おけを担いで帰って来たことから、ご近所さんを巻き込んでの大騒動が持ち上がる……
http://kamigata.fan.coocan.jp/kamigata/rakugo34.htm

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