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2011/10/16

露の団姫「一眼国」ほか

【世紀末亭】2011年10月16日定期アップ

●露の団姫「一眼国」
ネタ枯渇に商売あがったりの見世物小屋の主人は、何かいいネタはないものかと毎日捜し求めていた。ある日、全国を旅して回っているという自称雲水(うんすい:禅宗の出家)を招き入れ、豪華食事と引き換えに情報収集を試みるのであるが、一つ目小僧に出会ったという耳寄りな話を仕入れた。さっそく、生け捕りにしようと出かけてみると……
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug478.htm

●桂阿か枝「商売根問」
二人の男がビジネスモデル特許について語り合う最先端を行く上方落語……、なんていうのはウソです、奇想天外な小銭儲けの方法を論理立てて語ってゆきます。ただ、その論理が滅茶苦茶なだけなんですけど。しゃべくり漫才の原点「根問(ねどい)もの」、古典的ボケとツッコミは現在でも十分通用します(たぶん)。
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug316.htm

             * * * * *

【ポタリング記録】
わたしの住まう東大阪市は名前の示すとおり大阪市の東隣りに位置し、おおむね全域市街化されて“土の地べた”を見つけるのが困難な街です。しかし、そんな市街化されたわが街にも、取り残されたように田園風景が広がる地域がありました。

生駒山の裾野傾斜地、市の最東部、近鉄奈良線「瓢箪山駅」と大阪線「河内山本駅」双方から3キロ離れ、公共交通機関はバス路線のみという地の利の悪さからか、1キロ四方ほどポッカリ穴の開いたように宅地化をまぬがれている場所があるのです。

そんな貴重な田園風景の秋をカメラに収めるため、Karinkyo2号でポタポタ出かけてみました。実際には市街化宅地の中に残るホンの猫の額ほどの田畑ですけど、フレームワーク次第で見事、里の景色が現れました。

■11/10/08 里の秋撮影ポタ(東大阪市横小路・八尾市楽音寺)
(距離20.12/時間1:27/平均13.7/最高25.3)
走路軌跡(Atlas ASG-CM12):」

 ▼ 里の秋「柿」」
20111008_062

 ▼ 里の秋「稲穂」
20111008_048

 ▼ 里の秋「棚田」
20111008_042

 ▼ 里の秋「苅田」」
20111008_056

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2011/10/02

桂雀松「磐若寺の陰謀」ほか

【世紀末亭】2011年10月2日定期アップ

●桂雀松「磐若寺の陰謀」:原作・小佐田定雄氏
近畿圏のとある村に「磐若寺(はんにゃじ)」という荒れ寺があった。昔はずいぶん盛んだったらしいが、今では檀家の衆にも見放され、壊れた山門の修理もままならない。そこで、一計を案じたお住持は見世物小屋の親っさんと謀って「近々裏の古池から龍が昇天するかも」と、作り話をばら撒いて参詣人を集めることにした。見事、陰謀は成功をおさめ賑わいを取り戻したある日、一天にわかにかき曇り雷鳴轟くなか、池の水が吸い上げられるように持ち上がったかと思うと……
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug477.htm

●桂米朝「三年酒(さんねんしゅ)」
「仲良し三人組みの又七が急死した」との知らせに喜六と清八が驚いて駆け付ける。死因は大好きな酒を呑んでの急性アルコール中毒らしい。女房のおとわさんを慰め、何か遺言めいたことを言ってなかったか尋ねると「葬式は神道にしてくれ」常日頃言っていたという。それなら希望どおり神道で葬式を、と段取りにかかると……
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug315.htm

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基本的に【世紀末亭】で取り上げる噺は「古典落語」ということになっています。作者や作られた年代が分からなくなっている、百年以前の噺は明らかに古典、比較的新しい明治・大正期の新作も十分すぎる古典、昭和も大戦前までなら古典と言って差し支えないと思います。

ところが戦後、それもごく最近作られた新作落語・創作落語と呼ばれるものにも「これは古典にしたいな」と思う噺がたくさんあり、頃合を見つけていつか紹介しよう、と録り溜めているのです(いくつかは既にご紹介しました)。それらは一般に「擬似古典」あるいは「偽古典」と呼ばれ、時代を古典と同年代に設定したものなのですが、中にはつい昨日の出来事を語ったような新作もあります。

基本の古典落語がほぼ出揃ってしまった今、それら新作・創作に手を付けようか、との思いが何の前触れもなく湧いてきてしまい、ここ数日いろいろ物色中なのであります。で、あくまで「上方古典落語の【世紀末亭】でありたい」との兼ね合いから、選択の線引き基準というものがあるのは当然でして、強引・独善的ではありますが、可否の分かれ目をちょっと考えてみました。

擬似古典・偽古典、これは無条件で可。アスファルト舗装に混じって未舗装の道路・地面を想起させる噺は可。窓枠はアルミサッシではなく木枠なら可。時代に関係なく人間の心理の妙を主題に扱っていれば可。蛍光灯より白熱電球が目立てば可。カレーライスはいいけど、ビーフストロガノフは微妙だな、朝食はパンよりご飯がいいな、ベッドより布団やろ、ウォークインクローゼットはダメで押し入れだな、などなど……

今後、どんな新作噺が登場するかお楽しみに、と言いましても次回10月16日は純古典落語「一眼国」ですけど。

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