« (二代)桂春団治「豆屋」ほか | トップページ | 桂文枝「莨(たばこ)の火」ほか »

2010/10/03

桂梅団治「竹の水仙」ほか

【世紀末亭】2010年10月3日定期アップ
 
●桂梅団治「竹の水仙」
大津の近江屋佐兵衛という宿に十日前から泊まっているむさくるしい客、毎日まいにち酒を五升喰らい、肴にタイ出せヒラメ出せ。そのくせ、宿賃は一銭も払わないもんですから心配になり、一旦勘定を済ませてもらおうと話しにいくと「金は無い……。が、払う段取りをしょ~か」亭主を裏の竹薮へ案内させ、手ごろな孟宗竹を切らせて、部屋にこもるとコツコツ、コツコツ何やら作り始めた。やがて「桶にいっぱいの水を張り、これを放り込め、表へ出して『売りもん』という札を下げとく、朝には必ず買い手が付く」竹でこしらえた水仙のつぼみを手渡した。気のえぇ亭主、言われたとおり表へ出してゴロリと寝てしまったその明け方、肥後熊本五十五万五千石、細川越中守さまの大名行列が……
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug269.htm

●(六代)笑福亭松鶴「誉田屋(こんだや)」
京都三条室町の誉田屋という大きな縮緬問屋さんに、お花さんという一人娘がおりました。蝶よ花よと大事に育てられたんですが、どうしたものかふとした風邪で病の床につきまして、医者や薬や加持祈祷、いろいろ手を尽くしましたが、ここ二、三日が危ない。ご両親がお花さんに何か望むことはないか尋ねますと「もしも死んだら、髪は下ろさず綺麗に化粧して、三百両のお金を添えて土葬にしとくれやす」ほかに何か思い残すことは?「はい、四条新町のシン粉屋新兵衛のシン粉が食べとおます」というので、買って来たシン粉を一口、二口、三口目を飲み込んだとき「ん~んッ」そのまま息を引き取ります。明くる日、お花さんの望みどおりお葬式を済ませましたその晩、番頭の久七が「お上に知れてもいかんし、これから墓原行って掘り起こしたろ。せや、三百両の金持って逃げたろ」姿を消して数年後、ご両親は店を親戚に任せ四国、西国、坂東へ巡礼の旅に出たある日のこと……
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug270.htm

|

« (二代)桂春団治「豆屋」ほか | トップページ | 桂文枝「莨(たばこ)の火」ほか »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 桂梅団治「竹の水仙」ほか:

« (二代)桂春団治「豆屋」ほか | トップページ | 桂文枝「莨(たばこ)の火」ほか »