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2010/08/22

桂阿か枝「金明竹」ほか

【世紀末亭】2010年8月22日定期アップ
 
●桂阿か枝「金明竹」
主人の留守にお得意先の加賀屋佐吉さんから使いの人が来られ、預かった道具七品の鑑定を言付けて帰られた。いわく「祐乗(ゆぅじょ)・光乗(こぉじょ)・宗乗(そぉじょ)、三作の三所物(みところもの)。ならびに備前長船(びぜんおさふね)の則光。横谷宗珉(よこやそぉみん)、四分一こしらえ、小柄(こつか)付きの脇差。あら、柄前が鉄刀木(たがやさん)やとの仰せにございましたが、埋もれ木やそぉにございまして木が違ぉておりますので、この旨ちょっとお断りを申しあげます。ならびに、黄檗山(おぉばくさん)金明竹、寸胴(ずんどぉ)切りの花活け。のんこの茶碗。古池や蛙飛び込む水の音、と申しますこれは風羅坊芭蕉、正筆(しょ~ひつ)の掛け物でございまして。沢庵禅師の一行物には隠元・木庵・即非、張り交ぜの小屏風。こら、うちの旦那の檀那寺が兵庫にございましてな、この兵庫の坊主のえらい好みまする屏風じゃによって、表具へやって兵庫の坊主の屏風にいたしました」と、覚えられたかな……?
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug474.htm

●林家染丸「浮かれの屑選り」
「居候、出せば出る気で五杯食い」えげつない居候が二階に転がり込んで、夫婦喧嘩(みょ~とげんか)の絶え間がない。雷を落として出て行ったお松さんと入れ違いに、やっと起き出してきたので「仕事をしろ」と意見をすると、本人も薄々その気持ちはあるようだ。そこで、頼まれていた「紙屑を選り分ける選り子」をやらせることにし、長屋の奥の空き家に連れて行った。「手間賃は一俵選って三銭、しかし、たまぁに金貨とか、宝石とか、間違ごぉて中に入ってることがある。出てきたらお前のもらいや。けど、中から色々書いたもんが出てくるけど読みなや。読んでたら手が遅そなるよってにな」言い含めて仕事にかからせたのだが……
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug264.htm

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2010/08/08

桂雀々「遺言」ほか

【世紀末亭】2010年8月8日定期アップ
 
●桂雀々「遺言」原作:小佐田定雄氏
オヤジが死んだ。東京で一人暮らす俺に「ひと言お前に言っておきたいことがある」と手紙を寄越したそのすぐあと、追いかけるように訃報が届いた。気になる、とても気になる「言っておきたいこと」とは何だ? すぐ大阪に戻り、世話になっていた家主さんを訪ねたが、何も知らないという。ただ、臨終の夜来ていた玉造のお松っつぁんオバハンを覚えていてくれたので、さっそく訪ねてみることにした。しかし、お松っつぁんオバハンはボケていた、すっかり大ボケだ。だが、川口のオッサンも同席していたと聞き出し向かったが、ここもだめ。残るは住吉のオッサンただ一人、一縷の望みを胸に……
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug262.htm

●桂音也「善哉公社」:元ばなしは「御前汁粉」「士族の商法」
通りすがりに「ゼンザイ公社」の看板を見つけた男、つい魔が差して「食べようかな」フラッと入ってしまったのが災難の始まり。ゼンザイは、大阪府出身のゼンザイ技師が北海道産の大納言小豆を用い、岡山県産の餅を入れ、沖縄県産の砂糖で味付けした「特別ゼンザイ」と、ごく普通の「一般ゼンザイ」の2種類あるのだが、特別ゼンザイは議会の決議を経たのち、受け渡しが来年の3月7日以降になると聞いて、もちろん一般を選択した。しかし、注文するには住民票、運転免許証、保険証その他、身分証明になるものが必要で、あいにく持ち合わせていなかったばかりに、ゼンザイ飲食公社保証書(印紙代50円)を作成してもらうはめに。代金は前払制で一杯2500円を銀行出張所窓口で振り込み。生の餅を入れるため、6階の医務室で健康診断書発行6800円。つごう、9350円を支払いやっと飲食許可がおりた。役所仕事のわりに、なかなか綺麗なダイニングルームへ進むと……
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug263.htm

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