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2009/09/06

(二代)桂小南「堀越村」

【世紀末亭】2009年9月6日定期アップ

夕方から宵の口にかけ、ランニングに励む人々を見かけることが多くなりました。アスリートが体力強化のために走るそれではなく、町内のオニイサン・オネエサン・オジサン・オバサンが、メタボ克服のために走るそれらしいということは体型と服装を見れば分かります。

中にはヘッドバンドからタオルやシューズまで、運動選手も真っ青なほどメーカー・ロゴ入り下ろしたてウェアでビシッと決めた方もおられますが、短パン・Tシャツ・スニーカーの普段着姿で、気負わず走っている方々のほうに、どちらかと言えば本気度を感じますね。

わたしの住む町内では、朝の8時を過ぎた頃にも人々の走る靴音が響いてきます。こちらは木底ミュールのカツカツ・コツコツでして、駅を目前に時計の針と競争しながら小走りに走る若い女性だろうな、と推理するものの表通りへ出て確かめる気力はありません。

カッツンミュールを履く女性ですから、ファッショナブルな装いに身を包み、髪はカール巻き巻きウンコ盛り、目元隈取り真っ黒メークの重武装で固めた出で立ちを勝手に想像して、そんな愛らしい若い女性が靴音高く颯爽と走る姿は……

大人が走るには理由が要ります。冒頭記した運動のため、または犯罪者が刑事から逃れるため、あるいは刑事が犯罪者を追いかけるため、この三つの理由でなければ走ってはいけません。理由なく走ることを許されるのは判断力のない子どもだけだと気付いて、もう10分早く家を出ようよ、お嬢さん。

●(二代)桂小南「堀越村」:後半が独立すると「お玉牛」
紀州と大和の国境、山また山を分け入った堀越村におるい・与治兵衛という夫婦ものが暮らしていた。朝から鉛色の雲がたれ込めた冬の日、やがて降りだした雪は夕方には一面の銀世界となり、綿を千切って投げるような雪がシンシン・シンシン、音を立てて積もってゆく。そんな夜更け、囲炉裏を囲んで仕事に精を出していると、トントントン表戸を叩く音が……「こんな夜に誰だろう?」と出てみると、そこには若い娘さんを連れた旅装束のお武家さまの姿があった……
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug466.htm

●桂米朝「松医者」
「大事に大事に育てている盆栽の松が、最近どうも勢いがなく、出入りの植木屋に相談しても『手の施しようがない』と見放され、ご隠居はすっかり塞ぎこんでしまっている」と、徳さんから聞いて、喜ぃさんは小遣い稼ぎの方法を考えだしたのだった。植木医者だと称し盆栽を二十日ほど預かり、そのあいだによく似た盆栽を見つけスリ替えようというのだが……
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug228.htm

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