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2009/05/17

桂春雨「荒大名の茶の湯」

【世紀末亭】2009年5月17日定期アップ

ウンチクを語ったり論を張るには程遠いながら、映画が好きでよく観ます。一時、映画の日やメンズデーを選んで映画館に出かけ、月2~3本新作を観ましたが、最近はもっぱら家庭で往年の名画を楽しむことの方が多くなりました。ソースはビデオに録り溜めたテレビ放送と、漫然とコレクションした洋画LDで、いまだにDVDは手付かずにいます。

興味を抱くとそこそこ深みにはまり込む性分をもっているため、LDプレーヤーを手に入れた途端、古典映画を集めてみたくなり、カタログを眺めては毎月日本橋へ通うのが楽しみになっていった、というのがコレクションを始めたきっかけです。

ジャンル別に整理したくなる程度溜まった1990年、シャープから「液晶プロジェクター・XV-101T」が発売され、6畳間でもホームシアターが開設できる時代が到来し、さんざん迷った挙句購入してしまったのは、今考えても正解だった気がしますね。あのとき、諦めていたら自宅映画館は無かったはずですから。

興味を抱くとそこそこ深みにはまり込む性分をもっているため、液晶プロの画質で飽き足らなくなった1994年、高嶺の花と諦めていた三管式プロジェクター「ソニー・VPH-500XJ」を、仕事関係の事務機屋さんから破格の条件で手回してもらえることが分かり、今度は考えることを考えもせず予約。したのはよかったけれど、さぁ、配達された実物を目の前にして頭ガ~ンッ! 重量40kgは想像以上の重さと大きさでありました。

三管式プロジェクター・ソニー VPH-500XJ

ブレード・ランナー(右横はB2ポスター)

けどそこは、興味を抱くとそこそこ深みにはまり込む性分をもっているため、考えることを考えて、考えられないことは現物合わせの力技で、そしてホームセンターへの往復を繰り返し、何とか鴨居に吊り下げることができたあと、電源を投入して最初にスクリーンに映し出された映像を見たときには……「映画館が家(うち)にやって来た」とは言い過ぎではありません、いまだに「あのとき無理しといてよかった」としみじみ思います。

では「6畳間、80インチスクリーン」とはどんな風景かと言いますと「シネコンの100席部屋、真ん中から少し後ろの席で観ている感じ」と、口で言っても伝わらないと思いますので、いっそのこと明日にでもアマゾンあたりでご注文されてはいかがでしょう? 機材も極端に安くなっている現在、今ざっと探してみたら11万円でお釣が出るようです……、あなたの部屋に映画館がやって来る。

◆ホームシアター:最安値合計(2009/05/15現在) \107,704~
 ・プロジェクター:DLP方式プロジェクター \42,114~
 ・スクリーン:巻き上げ式86インチ ワイドスクリーン \10,800~
 ・AVサラウンド対応アンプ:\29,770~
 ・スピーカー:5.1chホームシアターシステム \25,020~

●桂春雨「荒大名の茶の湯」:江戸落語「荒茶」
頃は慶長四年、関が原の合戦を目前に控え、徳川方は「豊臣七人衆」を味方に付けようと画策していた。徳川の軍師・本多正信は加藤清正ら荒大名七人の寝返りを説得しようと、屋敷内に茶室をしつらえ茶会に招くのであるが、なにしろ戦に明け暮れていた大名のこと、千利休の直弟子・細川忠興を除いて、茶の湯などまったく縁がない。そこで、細川を正客にし先頭に立たせ、ほかの六人は彼の所作をそっくり真似てその場を乗り切ろうとするのだが……
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug461.htm

●桂米朝「二階借り」:別演題「茶漬間男」
亭主が茶漬けを食っているにもかかわらず、賄いもそこそこに「隣りのお咲さんと約束してたんや」と、女房のお芳さんは風呂に出かけた。とは真っ赤な偽り、実は亭主の友達・辰っつぁんと束の間の逢瀬、間男、よろめき、不倫を楽しもうと飛び出したのである。なのに、辰っつぁんといえば財布を忘れて盆屋(ぼんや=連れ込み宿)へ行くこともできない。そこで、お芳さんの家の二階部屋を使ってことに及ぼうと、何食わぬ顔で「こんばんわ……」
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug223.htm

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2009/05/03

露の五郎(五郎兵衛)「雪の戸田川」

【世紀末亭】2009年5月3日定期アップ

2009年1月3日、真新しいLDプレーヤーを手に入れた直後「生産終了が発表された」とのニュースが流れたことをこのブログに書き込んでいます。そのとき「これはもう、神が存在しているとしか言いようがないほどの運の良さだ」と考えたのは、実はちょっと思い違いだったことが先週判明しました。

といいますのも、その新しいLDプレーヤーが不良品だったとみえ、24日金曜日「原因不明のエラーですよ」と表示するともに「ギャ~ッ」という悲鳴をあげて、突然苦しみだされたのです。エラー表示だけならまだしも、ギャ~ッという悲鳴を聞くとうろたえてしましますね。

オロオロ・オロオロ、とりあえずお客さまサポートセンターに連絡してみると「故障のようです」分かってるっちゅうねん「お住まいの故障修理担当センターは○○になりますので、お手数ですがご連絡ください」ありがたい、でも持って行くにしても、送付するにしても大変そうだ……

かなり落ち込んだ状態で電話を入れると「こちらの日時指定でよろしければ、ご自宅まで修理にうかがいます。お急ぎでしたらお持ち込みください」ですと。出張してもらっても1、2日遅れる程度ということなので来ていただくことにし、28日火曜日無事修理完了。隅々まで入念に検査、調整していただいて「たぶん新品よりも調子が良くなったはずです」というお言葉まで頂戴しました。ん……?

修理の合間、動作の仕組みや調整の仕方、部品保存期間経過後の修理依頼など、いろいろお話をうかがっているなか、今回の「LDプレーヤー生産中止」の話題がのぼり「発表するやいなや、在庫はもとより残り製造予定数全量を2日間で完売してしまった」とお聞きしました。

また、完売以後も問い合わせが多数あり「ある程度まとまった数量の発注があるようなら、将来的に追加生産を行う方向で検討中」であることもお聞きしましたので、このドサクサに入手しそこなった方、予約受付サイトや販売店に申し込んでおくと、良い知らせが届くかもしれません。けど、届かないかもしれません。それはあなたの運次第。

●露の五郎(五郎兵衛)「雪の戸田川」:江戸落語「戸田の河原」
病の女房お紺を江戸に残し、伊勢松阪まで金策に走った治郎吉は、心労と旅の疲れが祟ってひと月余り寝付いてしまい、ようよう江戸に戻るとお紺の姿は見当たらず、長屋の表には貸家札が残るだけであった。方々訪ね歩くがお紺は行方知れず、生まれ故郷の佐野犬伏(いぬぶせ)へ帰って、薬代に当てるはずだった金を元手に干鰯(ほしか)商売を始めると、これが当たりに当たって、今では佐野屋の大尽と呼ばれるまでになっていた。ある冬の夕暮れ、江戸へ掛け金の集金に出た帰り道、戸田の河原に住み着いた女乞食が物乞いに寄って来る。幾ばくかの銭を手渡してやると「こんな金は要らんわい、よぉも見忘れはしょまいがなぁ~、治郎吉ッ!」
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug460.htm

●桂南天「穴門の西瓜売り」
大阪、南御堂(本願寺大谷派難波別院)の北西角に石垣を穿った出入り口がある。「穴門」と呼ばれ、夏はひんやりと風通しも良かったため、涼を求める人々や西瓜売りが集まって名物になっていた。そこで繰り広げられる客と西瓜売りと八卦見のひと騒動。
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug221.htm

●(初)桂枝太郎「雷の褌」
雷仲間の取締役、五郎八さんの息子も、そろそろ雷太鼓の修行に取りかかる年齢になり、小さな太鼓を誂えてもらって稽古を始めた。半季もしないちに親よりずっと上手に打つようになったある夏の日、雷役所から「本日午後三時、夕立お願いします」の一報が入り、前座として息子を走らせることに。音は小ぶりながらも身軽な子ども、あっちへツツ~ッ、こっちへツツ~ッ走る走る。ところが、なんといっても初めてのこと、雲に厚い薄いがあるのに気付かず、切れ目からスト~ン……
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug222.htm

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