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2009/03/08

笑福亭松鶴(六代目)「金釣り」

【世紀末亭】2009年3月8日定期アップ

先週、日テレのイブニング・ニュース番組を聴いてましたら、そうテレビは無いので未だにビデオの音声だけ聴いてるのです、面目次第もない。ですから、聴いてましたら、一流企業のシャッチョさんを取り上げて、いかにスンバらしい会社経営をなさってるかをご紹介するコーナーに出くわしました。

週末になると聴く覚えがあるので、たぶん企画物のコーナーだと思うんです。あちらから持ち掛けてくるのか、局がアプローチするのか、どちらにしても報道と言うには違和感溢れかえるコーナーです。下衆が勘ぐるところ、スポンサー・ヨイショ、あるいは有償パブリック・リレイションであろうと思われます。

その日は日本国を代表する世界的化学調味料または旨味調味料メーカーのシャッチョさんが登場され「ん~ん、我が社の新製品、この冷凍食品は旨ぁ~いッ! これは売れるぞ、大ヒット間違いなし」ちゅなことを、発表会の会場か何かでおっしゃってるんでした。

映像が見えないので何を食ってらっしゃったのか分からないのは残念ですが、日ごろ冷凍食品のお世話になってるわたしも「そのメーカーの品物は他に比して、値段も高いが味もいい」と認めておりますので、旨さの否定はいたしませんし、たぶんわたしも「この冷凍食品は旨ぁ~いッ! これは売れるぞ、大ヒット間違いなし」と言うかも知れません、いや、わたしなら言ってもいいでしょ。

けどですね、日本国を代表する世界的化学調味料または旨味調味料メーカーの代表、シャッチョさんといえば、年収何億、世界各地の三ツ星レストランで食事しまくり、頂点を極めた食生活を思い描いてしまうのに、そんなセレブなお方が「袋破ってチンするだけ」の冷凍食品に「旨ぁ~いッ!」と大声上げるのは……、お前の味覚大丈夫か? とか一瞬思って、それが頭に残って、今こうして書いてます。

●笑福亭松鶴(六代目)「金釣り」:「商売根問」の一部分
久しぶりに訪ねて来た友人に近況を聞くと、米屋の払いもできないぐらい詰まってしまっているという。何か銭儲けになることをしているのか尋ねたところ、担ぎのうどん屋をやって失敗した話、雀をごそっと一網打尽にしようとして失敗した話を聞かせてくれたが、今は何もせずブラブラしているらしい。そこで、まだ誰もやったことがないという金儲け、金で金を釣る「金釣り」をやったらどうかと説明を始めた……
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug456.htm

●桂米朝「ためし酒」
近江屋の主人がお供の権助を連れて尾張屋を訪ねると、かねて探し求めていた一升入りの金盃が手に入ったという。使ってみたいとは思いながら、自分では一升呑み干す自信がない、どうせなら全て呑み干すことができる人に最初の口を切って欲しいと考えていた。近江屋の主人に「ひとつやってみないか?」と水を向けると「わたしはできないが、奉公人の権助なら一升はもちろんのこと五升ぐらい何でもない」と言うではないか。そこで、有馬温泉への遊山代を賭けて、この権助に五升完呑を試させることになるのだが……
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug217.htm

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