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2009/02/08

口演者なし「中元丁稚」

【世紀末亭】2009年2月8日定期アップ

スティック状のビスケットにチョコレートをコーティングし銀紙で包んだ菓子、ネットで調べたら正式名称は「フィンガーチョコ」と言うそうです。発売開始はわたしが子どものころですからもうずいぶんと昔、ごくたまに買ってもらえるチョコ菓子のうち、板チョコの次に好きなひと品でした。

無性に食べたくなって探したものの、近くのスーパーでは発見できず、代わりに動物ビスケット・チョココーティング仕様を買い求めたのが先週、今週も続けて胚芽入りビスケット・チョココーティング仕様を買ってしまいました。チョコレートが恋しい季節です。

今でこそ2月14日が何の日か日本限定で知れ渡ってますけど、初めてチョコプレゼントをいただいた中学生の頃はバレンタインデーなんて世間で認知されてません。少なくともわたしは、なぜチョコをもらったのか分からなかった。あッ、贈ってくれたのは当時20代の叔母です、誤解なきよう。

バレンタインデーがどんな意味か知らなくても、単純にチョコレートの贈り物は嬉しくて、叔母に感謝し美味しくいただきました。その後、2月14日とチョコの関係を知ってからというもの、強要して奪取する以外、ただの1個もありつけたことがないのはここだけの内緒です。

チョコに限らず、心の伝わる贈り物というのは嬉しいものです。記憶に残るものと言えば、小学校入学祝いの鉛筆削り器、中学入学祝いの万年筆、高校入学祝いの腕時計。今の子どもたちなら「しょ~もな」のひと言でしょうけど「成長しろよ」の思いが伝わり、ありがたいことでした。

高校の合格発表の日、受かったことを知らせるために中学の担任を職員室へ訪ねると、三々五々、クラスメートが集まってきます。お互い「良かったね、おめでとう」の言葉をかけあい、同じ高校を受けたS子さんにも「良かったね、おめでとう」その返事に「良かったね、同じクラスになれたらいいのにね」

一度も同じクラスにはなれませんでしたが、人生最高の贈り物だったと……、ママレモンの香り。

●口演者なし「中元丁稚」:明治26年刊の書籍より、演目は適当につけました
本家へ中元のスイカを届けるよう申しつけられた長松、挨拶の口上をえぇかげんに聞いて「時分がら、まことにお暑ぅござります」を「時分がら、ホコホコ暖かになってまいりました」、「おうちはどなた様もご機嫌よぉお暮らしでござりますか」を「おうちはどなたもピチピチあそばしますか」と、ことごとく注意と訂正を受ける。それでも訂正された言葉はしっかりと覚える記憶力はあるのだ。ただ、その抜群の記憶力のせいで……
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug454.htm

●桂米朝「ぬの字鼠」
お寺の小僧、智円さんは何を隠そう、お住持の実の子であった。僧侶が肉食妻帯厳禁の時代、檀家に知れては騒動なのに、無邪気な智円さんは「智円、智円といぅてお寺でこき使われてるが、実はわたしは、あの和尚の子どもでございますねん」と、花屋さんに洩らしてしまう。花屋さんから知らされたお住持は、懲らしめに智円さんを墓場の木に括りつけ、とっぷり日暮れて夜嵐がザワザワと大銀杏の葉を揺らすころ……
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug215.htm

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