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2008/10/19

露の五郎「建礼門院」

【世紀末亭】10月19日定期アップ

世の中、肥満に悩む人は多いとみえ、さまざまな減量方法が考えられては流行り廃りを繰り返しています。記憶に残るものでは「リンゴ」「キャベツ」「納豆」そして直近の小道具が「バナナ」だとか、しかしこれも既に下火になったらしく、次は「とろろ昆布」「キウイフルーツ」なのだそうです。

「何を食べれば痩せられるか?」なんてことはま~ったく存じ上げませんけど(っちゅうか食べたら太るやろ)、今回、体重の増減とエネルギー消費、それにエネルギー補充つまり食事の因果関係について少しメモってみることにしようかな、なんて考えております。ハイティーンの頃(73→57kg)、中年終わりの頃(64→54kg)と過去二度のダイエットに成功しているとはいえ、参考になるかどうかなんて保障しませんのでそのおつもりで。

【ダイエットの構造】
人が活動するにはエネルギーを消費します。何もせずジッと横たわっているだけでも、何がしかのエネルギー(基礎代謝)を必要とし、起きて動き回るには別途その分のエネルギーが必要となります。そこで、食事をすることによってエネルギー補給を行うわけですが、消費と供給がイコールなら体重に変化なし。補給が多ければ余ったエネルギーを体に蓄えて体重が増加し、少なければ体に蓄えてあるエネルギーを消費して減少します。

  エネルギー摂取 > エネルギー消費 = 体重の増
  エネルギー摂取 < エネルギー消費 = 体重の減

例えば、1年間に55→65kg、10kgの体重増加があったなら「1年で18.2%増加した」ことになります。これはつまり「その間、エネルギー補給が18.2%多すぎた」と言い換えることが可能です。そこで、食事量を-18.2%してやれば、とりあえず体重増加は食い止められます(これが本来の適正食事量)。

そのうえ、これから1年かけて65→55kg、10kgの体重減を図ろうとするなら「適正食事量の84.6%の食事量、つまり-33.6%(15.4%+18.2%)」すればよいと計算されます。

  55kg × 1.182 = 65kg ……増加(現在の食事量)
  65kg × 1.000 = 65kg ……維持(適正食事量)
  65kg × 0.846 = 55kg ……減少(ダイエット)

でも「1年も待てない、半年、いや3か月で何とか減らしたい」となると、追加計算してやらないといけませんね。半年であれば期間が2分の1になるのですから、エネルギー削減は倍の-49.0%(30.8+18.2)、3か月ならまたその倍の-79.8%(61.6+18.2)、あれ、食事量5分の1? これでは減量する前に命がない。そういうことです、食事制限だけで短期間の大減量は無理ということです。

そこで目を向けるのがエネルギー消費のほう、つまり普段の運動量以上に動いてエネルギー消費量を多くしてやればよいことになります。仕事で多く動けば収入も上がるのですけど、そんなに都合よく仕事があるわけないですから、ここは運動でもして消費するほかないでしょう、ただただ無駄に動き回ってください(笑)

厳密には現在のエネルギー消費量と運動による消費量増を計測しないと算出できないのですが、仮に朝9から夕方5時まで7時間働いている人が、労働時間以外に3時間半歩くなり走るなり泳げば、計算上50%エネルギー消費が増えることになります。先ほどの食事制限と組み合わせ「食事(-29.8%)+運動(-50%)=-79.8%」これなら、3月で元に戻るかな?

しか~し、食事量3割カット、運動3時間半なんてほとんど無理、だいちそんなことすればビタミン、ミネラル、必須タンパク質の供給も減少して体に良くない。現実的には食事制限(-20%)、運動1時間(-15%)ぐらいで1年ほどかけて気長にゆっくりダイエットすることをお勧めしときます。

と、ここで意気消沈してしまいそうな人にサービス・インフォ。はじめに書いた「人が活動するにはエネルギーを消費します。何もせずジッと横たわっているだけでも、何がしかのエネルギー(基礎代謝)を必要とし……」の「基礎代謝」は、運動を続けることによって結構高まります。半年ほど負荷運動を続ければ、それこそ「寝ていても痩せられる」と思えるほど……、と言ってしまうと、ある種情報番組と同類になってしまうので、気の持ちよう程度ってことで。

●露の五郎(五郎兵衛)「建礼門院」:並艶笑噺
源氏・平家の盛衰を、義経周辺の愛憎模様をとおして描いた大河艶笑落語。母・常盤御前、それを狙う平清盛、清盛の次女・建礼門院、兄・源頼朝、愛人・静御前、藤原秀衡の娘などなど、そして忠臣弁慶の葛藤。日本史の教科書を読んでも解らなかった相関図が、この落語を聞いていっぺんに解った。と高校生にも大評判……、なはずがない。
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug447.htm

●桂米朝「馬の尾」:江戸落語「馬のす」
釣りのテグス代わりにしようと馬の尾を抜いたところ、友人が見つけて「アッ、えらいことしたなぁ、わしゃ知らんで」何か意味ありげな言葉をかけた。「馬の尾を抜くと、どうなるねん?」と問うと、最終的には「馬が痛がる」と(下げで)答えるのであるが、その答えを言うまでの会話や酒・枝豆をいただく所作を楽しみたい。
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug208.htm

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2008/10/05

笑福亭三喬「子盗人」

【世紀末亭】10月5日定期アップ

このパイナップルシリーズ、2005年5月13日「けだもの落語会」おっと「くだもの落語会」こと「桂米二不定期落語会」で当たったパイナップルの本体を美味しくいただいたそのあと、冠芽(かんが)・クラウンを鉢植えにして観葉植物代わりに眺めていたことから始まります。

あれから3年後の2008年3月、室内で育てていたにもかかわらず花が咲き、果実はドンドン成長して7月31日、遂に「自家栽培パイナップル」の試食にまでこぎ着けました。時を同じくしてパイナップル栽培を始めた、ドイツ在住の知人宅でも花が咲いたという知らせが届いています。世界のトレンディはまさにパイナップル栽培、皆さんも初めてみませんか? ということで、今回は「図解・パイナップルを育てよう」をお送りします。

Root_1_2 Root_2_2
 ▲ 7月31日、葉先のトゲに注意しながらネジ切るようにクラウン(冠芽)をはずす。下部の葉を4センチほど取り除く。腐敗防止のため、指先で果肉を丁寧に洗い流しておくこと。

Root_3_2
 ▲ 7月31日、水を張ったコップに差し入れ、直射日光や風の当たらない場所に置く。(活きの良いクラウンなら直接鉢植えにしてもよい)

Root_4_2 Root_5_2
 ▲ (左)8月6日、1週間ほどすると5~10ミリほどの根が生え出す。 ▲ (右)8月8日、伸びているのが目に見えるかと思えるほど(?)成長が急。

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 ▲ (左)8月14日、50ミリは優に超えただろうか。 ▲ (右)8月20日、コップの底まで回り、ヒゲ根も生えだした。

Root_8_2
 ▲ 8月23日、植木鉢に植え替え、たっぷりと水をやリ、しばらく日陰で養生させたあと、観葉植物として楽しむ。そして、3年後にはまたパイナップルが……、輪廻転生。

 ・想像以上に大きく育つため、鉢は大き目のものにする
 ・土はホームセンターで売っている植木鉢用でよい
 ・4月~7月の暖かいころが効果的
 ・室内の窓際で十分育つ
 ・越冬は人間が耐えられる温度なら大丈夫
 ・夏は土が完全に乾くたび、冬は1週間に1度水をやる
 ・3年ほど育てると実が成る可能性大

●笑福亭三喬「子盗人」:江戸落語「穴どろ」
「五円、五円、ごえんごえんごえん……、節季の払いにどうしても五円要るから稼いでこい」女房にせっつかれ家を出た盗人、泥棒、泥ちゃん。あてもなく大店の裏通りをブラブラ通りかかると、夜遊びに出かけるらしい番頭が「常吉、帰り何刻(なんどき)になるや分からん、この木戸口だけちゃんと開けといてや」「ご番頭はん承知いたしました、お早よぉお帰り」と、出て行った。「開けといてや」ということは「開いている」ということ、それでは用心が悪いがな……
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug446.htm

●桂文我「芝居風呂」:滑稽芝居噺
ここにございます風呂屋さん、主人が大の芝居好きで芝居の話題に事欠かない。類は友を呼ぶとか、来る客もみな芝居好きばかり。それならいっそのこと、風呂の中で芝居ができるように改造してしまえ、と大工を入れて板場は桟敷の枡席仕様、入口には揚幕、花道を通って洗い場へ、洗い場の四方には書割板羽目、どこででも一芝居できるようにしてしまった。今日も一番風呂から芝居好きがやって来て……
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug207.htm

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