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2008/08/03

桂小南(二代目)「ドクトル」

【世紀末亭】8月3日定期アップ

我が家の鉢植えパイナップルは早熟だったとみえ、5月8日時点で「完熟まであと3~4か月かかるであろう」との予測に反し、思惑より2か月近くも早く収穫時期を迎えてしまいました。せっかく「桂米二果物の会(仮称)」に持参して師匠にご覧いただこう、気に入ってもらえれば受け取っていただこうと思っていたのに、農作物の出荷時期調整は難しいものだと、ひょんなことから農家の方々の苦労を味わった次第であります。

今日現在、ご本人は既に「高野に葬られた」あとですが、前回の「パイン日記」から2か月間、遺影の数々をもって在りし日を偲んでみたいと思います。

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 ▲ 6月4日、1か月の間に3cmほど成長。見た目もずっしりと太ったのが分かる。

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 ▲ 7月16日、身長10cmを超え、実の重みに耐えかね軸が傾いてしまった。そのため窓ガラスに寄りかかって立っている。葉(クラウン)は上に伸びようとするので斜めに。ほんのり酔っ払ったように下部から黄色く色づきはじめ、鼻を近づけるとパイン独特のツンとくる甘い香りがし始める。

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 ▲ 7月28日、全体に色が回り、そばに寄るだけで芳香が漂う。完熟は時間の問題か……

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 ▲ 7月31日、黄色っぽかった色が褐色を帯び、部屋全体にパイン臭充満。表皮のところどころに濃い斑点が現れ、待ったなしの完熟状態。

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 ▲ 7月31日、パイン本体を優しく持ち2度3度かしげると、簡単に軸から実が取れた、あっけない収穫。体重測定の結果、葉っぱも込みで887g、ズッシリと重い。身長11cm、胴囲31.4cm。

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 ▲ 7月31日、さっそく庖丁を入れ解体作業にかかる、写真を撮りながら、しかも手際よく(カットの様子は日を改めて報告)。

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 ▲ 7月31日、小ぶりな果実からたっぷり2人前のカットパインが出来上がる。さっそく冷蔵庫で冷やし食す……、このあたりちょっと複雑なこころもち、たとえて言うなら「殿の毒見役」みたいな。覚悟を決めてひとかけらエイッ! 「どうせ鉢植え、酸っぱいに決まってる」と侮っていたら、これが真反対にショックを受けました。

それがね、こいつの親を頂いたときはまだ青い部分の残ってる、いわゆる「収穫後に熟したやつ」だったんです。それでも普通に美味しかった。ところが、これは正真正銘、生えたなりの完熟もので香りはもちろん、蜜がネットリたっぷり、甘みの中に旨味が混じった今まで食べたどのパインよりも旨いッ!

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 ▲ 7月31日、この味に味をしめたアッシは、もちろん切り取ったクラウンを綺麗に洗って水に漬け、3年後の孫パイン誕生に思いを馳せるのでした。

●桂小南(二代目)「ドクトル」
今で言う「パテシエ」のようなものでしょう、外国で修行したのか、あるいはした振りなのか、名前に「ドクトル」を付けると「~医院」というよりハイカラに聞こえた時代の噺です。ここにございました「山田ドクトル先生」の診療所に、体操をしていて手の震えが止まらなくなった男性と、寄席で小南師の姿を見て悲嘆に涙が止まらなくなった女性が来院します。診察の結果、男性には神経を抑える薬、女性には神経を高揚させる薬とそれぞれに調合して与える手はずのところ、助手が薬を取り違え、男はますます激しく震え、女は泣き叫び、やがて先生にも伝染して……
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug442.htm

●桂米朝「法華坊主」:「鍬烏」「嫌い嫌い坊主」付き
頼る人に先立たれた若後家さんにとって、何かと相談に乗ってもらえるお寺さんというのは頼もしい存在であり、また心寂しさを埋めてくれる男性でもあるのです。七日七日のお勤め、三十五日、四十九日……、一周忌までは頻繁に出入りしても誰も怪しまず、いつしか女と男の関係になってしまった二人がありました。その晩も夜更けの闇に乗じて若後家さんを訪ね、添い寝の枕元で朝を迎えようとしていたそのとき……
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug203.htm

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