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2008/03/02

林家小染(四代目)「腕食い」

【世紀末亭】3月2日定期アップ

自発的にではなく偶然始まったテレビの無い生活が9か月過ぎてしまいました。と言いましても、ビデオデッキはまだ元気なので、夕方のニュース番組の音声だけ聴いたり、落語テレビ番組の録音に使ったり、電波の一部は有効利用させていただいております。

不便なのは、ビデオのタイマー設定が本体のみではできず、テレビ画面で案内されるタイプのため、番組開始時間に録画ボタンを押し、終わるとストップボタンを押す、いわゆる人力タイマーでしか稼動しないことでして、就寝時や外出時や忘却時の録画はアウトです。

しかし困るのはただその一点だけ、テレビ最大の機能であるところの「映像」を見ることができないことに、何の不都合も感じないというのはどういうことのなのでしょう。そりゃ、どうしても目にしたい画像はあるにはあります。そんなときにはネットで局のホームページにアクセスすれば、特集ものならライブ映像が掲載されていることが多いので問題なし。

どちらかと言えば、ダラダラ見が身に沁み付いたテレビ人間のわたしでも、状況次第ではテレビ離れを起こすことが可能であることを身をもって体験しています。これがどういう意味を持つかと、得意の妄想で考察するならば「2011年7月24日アナログ電波停止を機にテレビから離れる人がきっといるにちがいない」

例えば、その数が1パーセントなら120万人が離れていくことになり、テレビを見る人が少なくなれば広告価値も同等に下がり広告収入も同じく低下(仮に全広告収入が年2兆円とすれば200億円の減収)することになるのです。別に経営者の心配をするわけではありませんが、1パーセントの視聴率で右往左往する放送屋さんにとって、これは一大事じゃないですか?

これがほんの一時的な落ち込みで、一旦テレビを見なくなった人が「是非とも再びテレビを買ってでも見よう」と思うほど、強力に人を惹きつける番組を送り出している自信があり、視聴者の確かな反応も得ていて、すぐに回復する見込みがあるなら問題ないのでしょうけど……

テレビも無いのにテレビ関係の話題、これからますます興味津々。

●林家小染(四代目)「腕(かいな)食い」
店の掛け金を自分勝手に集金し、勘当を喰らって家を出てしまった中船場の次男坊若旦那が、三年の放浪生活ののち大阪へ舞い戻って来た。もとより実家に顔を出せるはずもなく、別家した徳兵衛を頼って家の前に立ったその姿は見る影もない乞食そのもの。徳兵衛の配慮でしばらく居候させてもらううち、婿養子に出ないかという話が持ち上がる。先方は資産家で母娘二人家族の美人、気兼ねする人もないという良縁なのだが、たったひとつ、この娘には傷があった……
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug431.htm

●桂米朝「鯉舟」
若旦那が東横堀に舟を付け、投網に出かけようとしているところを見つけたのが髪結いの磯七だった。磯村屋とあだ名されるこの男、楽しみごとがあると付いて来ては場を盛り上げる、いわゆる町内の太鼓持ち「町太鼓」というやつで「来るな」というのに一緒にお供するといって聞かない。とうとう根負けして連れて行くと、最初のひと網で立派な鯉をしとめてしまう。さっそく磯村屋がこの鯉を料理にかかると……
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug194.htm

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