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2008/02/17

露の五郎「艶噺初天神」

【世紀末亭】2月17日定期アップ

つい先日、2008年2月4日立春の日に「長唄・連獅子」「筝曲・宮城道雄と古典から」の2タイトル3枚を聴き終え、無事にアナログレコードの虫干しが完了しました。2007年6月1日からの8か月間、テレビ崩壊という突発事件の夜フッと思いついて始めた日課でしたが、終わってみればまだまだ聴き足りない。あと2、3巡いけそうな腹具合です。

好きな曲だけチョイスするのではなく「順に全てを聴いていく」という聴き方、初めて聴いたそのときには耳に合わなかった曲でも、改めて聴き直すとまんざら捨てたものでもないアルバムを発掘でき、レコードの値段にして総額数千円の還元があったような気がしています。

とはいえ、肌に合わなくて聴く機会がほとんどなかったものの多くは、やっぱり最初の印象どおりつまらない演奏であることも再確認され、山と谷の差がいよいよ大きくなってしまってます。こういうのを「耳が肥える」っていうんでしょうか。肥えたところで自己完結、人さまに披露できる批評眼でないことは承知しております。

LPレコードが終わったので、次はCD、その次は音楽ビデオ、そして取り溜めてある劇場用映画ビデオやLD、おっと忘れるところだった、落語のビデオやカセットテープ、MDもありました。今後、定期的に「虫干し大会」をやってみましょう。

ここで虫干しならぬ「蒸し返し」というか、1月20日定期アップで書いた「田辺寄席VS.桂春之輔、結婚披露の会攻防(仮題)」の続編について触れないといけません。というのが、あのとき「某KH師がいかに反論するか? 続きはまたの機会に」と結んだその某KH師(山城彰氏)から親書が届き、騒動は収束を迎えた。と、田辺寄席の広報紙「寄合酒」2月号が伝えたのです。

結果から先に申しますと、山城彰氏の言動によって傷つけられた田辺寄席側関係者が、十分納得するに足る程度の「謝罪文」が送られて来て、全面的に解決した。ということだそうでございます。

肝心の「謝罪文」に関しては、世間の目に触れると都合が悪い文字が並んでいるのかどうか知りませんが、山城彰氏のたっての願いで「公開はできない」ため、具体的に何をどう謝罪されたのかは分かっておりません。公にしないということは「山城彰氏個人対田辺寄席関係者」の問題であるということで、他人のわたしがこれ以上個人的趣味・嗜好の争いに口を挟む立場にないですから、これはこれでお終い。

それにしても、大人気ない言動から始まった問題に大人の対応をしていただけて良かったよかった。もし、上方落語協会がらみに発展するならちょっとは噛み付いてやろうかな、とか思ってたんですがね、ブログネタが一つ減って損した気分です。しかしながら、いろいろと想像巡らす面白い数か月を過ごさせていただきました。

日ごろ落語に親しんでいる落語好きのわたしにしてみれば、騒動は大きければ大きいほど、最後にスト~ンと突き落とされる「落ち・下げ」の爽快感、開放感、満足感がたまらなく、今回の事件についても一大事件に発展するような妄想を描いておりました。

たとえば、酒の席で一杯入った勢いで、下のもんから「兄さん一発かましたげなはれ」と言われたとか、上のもんから「お前行って来いや」とそそのかされたとか、山城彰氏をして行動に駆り立てた原動力は、実はバックに大きな大きな闇組織があったとか……

上方の落語家の中にあって、一人ぐらい悪役路線を突っ走るのも悪くないやないですか、みな聖人君子、良い子ちゃんじゃ面白味に欠けます。落語でもそうです、大晦日に百両持って帰った帯屋久七が、年明け早々新年の挨拶がてら百両返しに来てしまったら噺になりません。極悪人がいてこそ、ちょい悪な人・普通の人が善良に見えるのです。か?

ただね、当事者同士の問題は解決したというものの、第三者のわたしに一つ引っかかって残るのは「繁昌亭」という箱の位置づけでして、落語家との関係(企画運営・演者の招聘・力関係)はどうなっているのか? 上方落語協会との関係はどうなっているのか? この世の中で一番強いのはだ~れ? まッ、知ったところで、舞台のこっち側、客席に座ってるだけのわたしには何の関係もないんですけど。

●露の五郎(五郎兵衛)「艶噺初天神」:弱艶笑噺
落語「初天神」は元来「艶笑噺」に分類されるらしい。たしかに、寅ちゃんが向かいのオッチャンのところで話す父母の昨夜の出来事や、母親に話す十日戎の帰りに寄った御茶屋での出来事は艶笑に属するものであろう。今回ご紹介する五郎(五郎兵衛)師匠の「初天神」は、演題にずばり「艶噺」と銘打ち、どんな艶噺に仕立て上げられているのか大いに期待されるのである。が……
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug430.htm

●笑福亭鶴光「無筆の手紙」:上方落語では「平の陰」
無筆、文字の読み書きができない男に手紙が届き、誰から届いてどんな内容なのかを近所のご隠居さんに読んでもらいに行くことに。ところがこのご隠居も実は無筆で、その事実を知られたくないものだから、何のかんのとはぐらかしにかかる。しかし、遂に読まなければならないまでに追い詰めれてしまい、しぶしぶ手紙を開いて読みはじめると……
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug193.htm

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