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2007/12/02

桂南光「小言幸兵衛」

【世紀末亭】12月2日定期アップ

霜の降りる時季を迎え、白菜がどんどん白くやわらかくなり甘みを増してきました。白菜大好き人間のわたしはほぼ年中いただいているので、季節の移ろいを白菜の食味変化でも感じ取ることができます。一番美味しいときだけ、旬の食材を旬にしかいただけないミシュランな人よりは、ある意味幸せだと思っています。

先週も、火曜日の夕飯に「白菜と薄揚げとウィンナのたいたん」を作ってみました。いつもですと相方に豚肉を合わせ、味付けは中華風鶏がらダシ塩味にコショウをたっぷり効かすのですけど、今回、後日の都合を考え鰹ダシ醤油味にします。

作り慣れたメニューですから、もちろん美味しくいただき、あとには白菜とウィンナの旨味と甘味を取り込んだダシ汁がたっぷり残りました。ここからが「後日の都合」というやつ、そのダシに追いダシをして、今度は大根と厚揚げとチクワそのほかで「関東煮(かんとだき)」を作り、これが水曜日の晩ご飯になります。(火曜日の夜に仕込んでおくこと、これ豆知識ね)

関東煮を美味しくいただいたあとにも、白菜とウィンナと大根とチクワそのほかの旨味と甘味を取り込んだダシ汁がたっぷり残ります。まだ「後日の都合」が続きますので、これを傷まないよう冷蔵庫で保存し、木曜日のメニュー「みぞれ煮込みうどん」に使用します。適当な具といっしょにうどんを煮込み、下ろし大根をたっぷり入れれば味・ボリューム満点の冬の一品が出来上がり、ダシをすっかりいただいてご馳走さまとなりました。

都合、都合、都合と三日間、ダシを介してメニューを連鎖させ最後のひとしずくまで無駄にしない、貧乏くさいが地球にも財布にも優しい技、これを称して我が家の「食物連鎖」と呼び習わしています。

●笑福亭呂鶴「無い物買い」
暇とエネルギーはあるが金と常識のない男友達が偶然出くわすと、無理やりにでもひと騒動起こさないといけないのが落語のストーリー展開。今回は町の小売店舗に飛び込み、「作ろうと思えば作れるが誰も買わない、だから誰も作らないし置いてもいない」商品を注文して、主人が困る顔を楽しもうというコンセプトのもと、「金物屋」「古着屋」「味噌屋」「和菓子屋」に関する珍商品を考え出すという趣向になっている。考え出された商品が「んなアホな」と笑えると落語になるが、古い噺を古いままやっていたのでは単なる威力業務妨害、犯罪行為で笑えない。演者の力量(改作力・センス)が問われる噺なのか……?
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug187.htm

●桂南光「小言幸兵衛」:上方落語の演題は「借家借り」
小言幸兵衛のあだ名が示すように、幸兵衛さんの一日は長屋の店子(たなこ)を見回り、小言をくれてやることから始まる。家に帰ればゆっくりお茶を飲みながら「かしや札」を見て飛び込んで来る人物を相手に、趣味としての小言を交え、実益としての家主(いえぬし)対応をするのが日課だった。そんなある日、近頃まれな非の打ち所のない、言い換えれば小言を言いたいのに言わせない仕立職人が借家の相談にやって来た。が、そこは小言幸兵衛さん、無理から趣味の小言が口をついて出るのだった。その小言とは……?
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug188.htm

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