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2007/12/16

林家染丸「堀川」

【世紀末亭】12月16日定期アップ

年末恒例・日本漢字能力検定協会主催「今年の漢字」、2007年は全投票数90,816票のうち16,550票で「偽」が選ばれています。決定理由はもちろん「ミートホープ」「不二家」「白い恋人」「赤福」「吉兆」「比内地鶏」「マクドナルド」などなど、一連の食品偽装の「偽」ということです。

昨年のこの時期にも「今年の漢字」の話題を取り上げ「鬱」が近い将来選ばれるのではないか、と予想してみたのですが、社会はまだまだ偽装に怒りを覚え「けしからん」と興奮している躁状態のようですので、健全といえば言えるかも。あきれ返って言葉を失い、なすすべもなく黙して鬱状態に落ち込んでしまったら、それこそ恐い世の中になりますものね。

今年も残すところあと2週間あまり(マンネリ常套句)、これも恒例マンネリの重大ニュース選定が進められていることでしょう。「偽」関連が含まれるのは当然として、そのほかどんな出来事を取り上げるのか? てなことは職業ニュース屋さんにお任せしておいて、まことに恐縮ですが、ここで「わたくし事、今年の重大ニュース」で一年を振り返ってみると……

 2月=「まるまる出丸の会」で「中川絹子米朝夫人・なにわ華がたり」当選
 3月=フォーラム@ニフティ、完全終了
 3月=「桂米二MINAMI出張所」で「イチゴ・さちのか」当選
 4月=落語会へは自転車で、本格稼動
 4月=VDSL100メガ光回線、導入
 5月=【世紀末亭】新規追加用音源、底を突く
 6月=「まるまる出丸の会」で「風呂用アロマ蝋燭」当選
 6月=テレビ受像機寿命尽きる、テレビのない生活開始
 6月=LPレコード3枚鑑賞、日課となる
 8月=「田辺寄席」で「次月3公演通し券」当選
 9月=現用パソコン老朽化、買い替え
 10月=朝ドラ「ちりとてんちん」開始、アクセス数上昇
 11月=落語アクセス番付「ちりとてちん」ランクトップへ
 11月=1日平均アクセス数、1000カウント突破
 11月=「田辺寄席」で「演劇『虫』ペアチケット」当選

仮にせよ隠居と名乗った以上、心穏やかに日々を過ごしたい。とは思うものの、ニュース記事を目にしたり、世間と接触したり、生きて生活している以上ドキドキときめく事柄が多く、なかなか思うように心を隠して居することままなりません。まぁ、こんなことでドキドキしてるようじゃ見込みはないですけど。

来年も精神に破綻をきたさない程度の出来事だけが起こることを祈念して、皆様よいお年をお迎えください。

●桂南光「仏師屋盗人」
世間はシシラシ~ンと寝静まった夜夜中(よるよなか)、ベリバリ、ボリバリとネズミが壁をかじる物音に目覚めた仏師屋さん「シャイッ」と追うが、ベリバリ、ボリバリ鳴りやまない。音のする方角を確認すると、それはネズミではなく、誰かが表の戸をこじ開けているのだった。「どなた? いま開けます」と言う間もなく押し込んで来たのは、紛れもない盗人、しかも紛れもなく間抜けた盗人だった。十両盗めば首が飛ぶという時代、この盗人の首は飛んだのだろうか、飛ばなかったのだろうか……?
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug189.htm

●林家染丸「堀川」:別演題は「堀川猿回し」
九尺二間の棟割長屋のお向かい同士で住む家族、片方は酒極道の大トラ息子、片方は無類の喧嘩好き腕力息子、どちらの親も手を焼いている。酒極道の方は毎晩酔って帰っては親を叩き起こすものの、朝になるとちゃんと起きて仕事に出かける。しかし、喧嘩極道の方は朝起きが苦手で、起こしに行けば「ゴ~ン」と拳骨が飛んで来るから、うかつにそばへも寄れない。老母はあの手この手で起こすのだが、やがて手も尽き「今日はそのまま寝かせて……」と、そこへ助けの声を掛けたのは猿回しの与次兵衛さんだった……
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug190.htm

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2007/12/02

桂南光「小言幸兵衛」

【世紀末亭】12月2日定期アップ

霜の降りる時季を迎え、白菜がどんどん白くやわらかくなり甘みを増してきました。白菜大好き人間のわたしはほぼ年中いただいているので、季節の移ろいを白菜の食味変化でも感じ取ることができます。一番美味しいときだけ、旬の食材を旬にしかいただけないミシュランな人よりは、ある意味幸せだと思っています。

先週も、火曜日の夕飯に「白菜と薄揚げとウィンナのたいたん」を作ってみました。いつもですと相方に豚肉を合わせ、味付けは中華風鶏がらダシ塩味にコショウをたっぷり効かすのですけど、今回、後日の都合を考え鰹ダシ醤油味にします。

作り慣れたメニューですから、もちろん美味しくいただき、あとには白菜とウィンナの旨味と甘味を取り込んだダシ汁がたっぷり残りました。ここからが「後日の都合」というやつ、そのダシに追いダシをして、今度は大根と厚揚げとチクワそのほかで「関東煮(かんとだき)」を作り、これが水曜日の晩ご飯になります。(火曜日の夜に仕込んでおくこと、これ豆知識ね)

関東煮を美味しくいただいたあとにも、白菜とウィンナと大根とチクワそのほかの旨味と甘味を取り込んだダシ汁がたっぷり残ります。まだ「後日の都合」が続きますので、これを傷まないよう冷蔵庫で保存し、木曜日のメニュー「みぞれ煮込みうどん」に使用します。適当な具といっしょにうどんを煮込み、下ろし大根をたっぷり入れれば味・ボリューム満点の冬の一品が出来上がり、ダシをすっかりいただいてご馳走さまとなりました。

都合、都合、都合と三日間、ダシを介してメニューを連鎖させ最後のひとしずくまで無駄にしない、貧乏くさいが地球にも財布にも優しい技、これを称して我が家の「食物連鎖」と呼び習わしています。

●笑福亭呂鶴「無い物買い」
暇とエネルギーはあるが金と常識のない男友達が偶然出くわすと、無理やりにでもひと騒動起こさないといけないのが落語のストーリー展開。今回は町の小売店舗に飛び込み、「作ろうと思えば作れるが誰も買わない、だから誰も作らないし置いてもいない」商品を注文して、主人が困る顔を楽しもうというコンセプトのもと、「金物屋」「古着屋」「味噌屋」「和菓子屋」に関する珍商品を考え出すという趣向になっている。考え出された商品が「んなアホな」と笑えると落語になるが、古い噺を古いままやっていたのでは単なる威力業務妨害、犯罪行為で笑えない。演者の力量(改作力・センス)が問われる噺なのか……?
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug187.htm

●桂南光「小言幸兵衛」:上方落語の演題は「借家借り」
小言幸兵衛のあだ名が示すように、幸兵衛さんの一日は長屋の店子(たなこ)を見回り、小言をくれてやることから始まる。家に帰ればゆっくりお茶を飲みながら「かしや札」を見て飛び込んで来る人物を相手に、趣味としての小言を交え、実益としての家主(いえぬし)対応をするのが日課だった。そんなある日、近頃まれな非の打ち所のない、言い換えれば小言を言いたいのに言わせない仕立職人が借家の相談にやって来た。が、そこは小言幸兵衛さん、無理から趣味の小言が口をついて出るのだった。その小言とは……?
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug188.htm

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