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2007/10/07

桂文我(三代目)「湯文字誉め」

【世紀末亭】10月7日定期アップ

先月(2007年9月)18日のお昼過ぎ、突然パソコンモニター上のカーソルが固まってしまい、マウスをいくらグリグリ動かしても1ドットたりとも動きゃしない。予告なしのハングアップは Windows-ME の常ですから、そこは心得たもの、躊躇なく Ctrl+Alt+Delete キーを挿下。

おッ、押しても画面にタスクマネージャーが出ないやないですか? それでもまだ驚くことではありませんから、もう一度 Ctrl+Alt+Delete キーを挿下、挿下、再び挿下……、何の反応もなし。これでもまだまだ驚くことではありませんから、今度は電源スイッチの長押しでやっとシャットダウンすることができました。

「作業が無駄になったなぁ、立ち上げにはディスクチェックで時間がかかるなぁ……」とかボンヤリ考えながらスイッチを押すものの、ウンともスンとも言わない。まぁ「ウン」とか「スン」とか言われたら怖いですけど……、ここらあたりでようやく事の重大さに気が付き始めます。

今まで達者に動いている最中の乗り換えばかりだったので、現在1台しかないパソコンがパーになる経験は初めてのことです。パソコンが使えないということはネットが使えないということ、メールがだめ、ウェブがだめ、【世紀末亭】のアップ・ダウンがだめ。今のわたしにとって、これはかなりヤバイ状況であると即座に考えが及びました。

とりあえず心静めて配線をすべて外し筐体の蓋を開け、接触不良が起こる可能性のあるところを注意しながら掃除機で吸引し、プラグやボードを引き抜いては差し込んでゴリゴリゴリゴリと小一時間奮闘した結果、何とか再起動までこぎ着けたものの、やっぱり動作が安定しません。

これは完全沈黙も時間の問題か……、すぐさま最重要データのバックアップとパソコンセットの注文を済ませ、22日に新調マシンが届くまでの3日間、動いては止まり動いては止まりする重病人相手に *.ini データ、過去メール、メールアドレス、ブックマークなどなど、可能な限りのデータを集めましたが、かさばる mp3 データは涙をのんで運命を共にしていただくことになりました。

新規マシーン到着後どうにかこうにか環境復元を済ませ、さてこの亡骸をどうしよう? ダメモトで一旦全部分解し、再度組み立て直し、BIOS の再インストール、OS の再インストール。すると、何事もなかったように動き始め……、たかと思ったら、やっぱり数日後にダウン。あきらめましょう。個人データが流出しないようハードディスクを取り外して処分することにします。

ここでふと、人の死とイメージが重なってしまいました。徐々に衰弱し最期の近いことが分かれば、死後流出しては困るモノを前もって処分できますけど、何の前触れもなく突然倒れ、そのままあっちに行ってしまったら、あれやこれや、あんなものこんなもの【謎】がゴロゴロと出て来るんです。

世間の目に触れて欲しくない遺品を残さないよう、普段から身辺を整理しておかなくては、とか思う今日この頃……、パソコンのようにハードディスクを取り外せば終わり、てなわけにいきませんからね。

●桂文我(三代目)「湯文字誉め」:別題「湯巻ほめ」:「反故染め」付き
世間で「腰巻きのご隠居」と呼ばれている知人に「どうしてそう呼ばれるのか?」そのわけを聞きに来た男、理由を聞けば「別染めの縮緬(ちりめん)の腰巻きに凝っている」からだという。それでは、その凝った腰巻きを見せてもらいたいと、奥の離れへ通され長持ちを開けば、松の内用の「正月風景」雪見酒用の「雪景色」花見用の「桜」夕涼み用の「海」「蛍」紅葉狩り用の「紅葉」年の瀬用の「餅搗き」と、一年を通して季節行事に因んだ腰巻きがそろえてある。が、町内でも毎年楽しみにしているある行事用の腰巻きがないことに気が付いた……
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug422.htm

●桂文珍「七段目」:滑稽芝居噺
度を越した芝居道楽をたしなめようと親旦那が待ち構えるのも知らずに帰って来た若旦那、親の意見のことごとくを芝居の台詞で受け答え、ついに二階部屋で謹慎を命じられた。にもかかわらず、相変わらず大きな声で芝居の真似事を楽しんでいる。そこで、丁稚の定吉を呼びつけ芝居の真似を止めるよう二階へ上げるのだが、何とこの定吉が若旦那に輪をかけた芝居好きだったから逆効果、ついに二人で忠臣蔵の「七段目」を始めてしまうのだった……
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug183.htm

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