« 2007年1月 | トップページ | 2007年3月 »

2007/02/18

桂七福「大仏の目」

【世紀末亭】2月18日定期アップ

我が家では暖房をガスストーブに頼っている関係上、請求書を見ればその冬の寒さの程度が知れます。さらに科学する心でメーターを定時観察すれば、寒波襲来の時期まで見事に数値に現れる様子が見られ、また、風呂の湯張り時間を計れば、短期的な寒暖の周期とは違い、グローバルな季節の移ろいまで知れてしまうから、これまた面白いものです。

前者は気温の変化により、後者は地中と建物の温度変化(水道水温の変化)により増減し、それぞれ寒さの指標として数値で現れます。気温については三寒四温の例えどおり、大陸からの寒気団流入によりすぐ上下しますが、地中温度・建物温度は急な気温変化に影響を受けにくく、ほぼ安定した変化を示してくれます。

ここで風呂の湯張り時間に注目すると、例年なら11月18分、12月20分、1月22分、2月25分と、今ごろピークを迎えるはずが、今年は1月下旬の22分を最高に横ばいが続いて、昨日減少に転じました。ということは、たぶんもう地中温度が下がることはないであろうと推測できるわけであります。

世間が言うように「今年は暖冬だなぁ」が証明されるわけであります。っていうか、そんなまどろっこしいことせんでも、梅の花はもう見頃やっちゅうねん。

●桂七福「大仏の目」
遠い遠い昔、奈良・東大寺の盧舎那仏坐像、俗に言う「大仏っつぁん」の目が内ら側へ落ち込んでしまったことがあったという。ちなみに原因は伝えられていないし、ここではそのことは問題にしない。問題は落ち込んだ目をどのように修理・回復させるかということにあった。寺側の試算によれば費用、日数ともに莫大な数値が出ていたが、ここにひと組の親子が登場し見事な解決をみる。その方法とは……?
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug411.htm

●桂ざこば「桃太郎」
締め付ければ萎縮してしまうし、緩めれば増長する、昔も今も子どもの躾には難しいものがある。ここに健ちゃんという息子を寝かし付けようと、添い寝に「桃太郎」の昔話を語りはじめたお父さん「昔むかしあるところに」と語ると「時代は? 場所は?」「お爺さんとお婆さんが」と言うと「名前は? 年齢は?」ことごとく茶々を入れられ、挙句「童話桃太郎に関する一考察」の講義を聞かされる羽目に。その解釈とは……?
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug164.htm

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/02/04

桂都丸「時の氏神」

【世紀末亭】2月4日定期アップ

ドタッと椅子に腰掛けて南京豆をポリポリかじりながら、お茶・コーヒーをすすりながら、煙草をプカプカ吸いながら、お手軽に知的好奇心を満たすことができる。そんな気楽なテレビの科学解説番組、自然観察番組、お茶の間科学番組が好きで、よくチャンネルを合わせます。

不特定多数を相手にしているテレビ放送という性格上、文系のわたしにも分かる程度にまでレベルが下げられているとはいえ、比較的高度な内容を取り扱う番組から、論理性のかけらも見受けられない「恋愛運上昇トルマリン広告級」の番組まで、それこそ玉石混交、色々な番組が楽しめます。

論理破綻なく検証され、高級そうに見せかけた番組を見て「なるほど」とうなずくのも楽しいし、吉本新喜劇のギャグではないけど、一斉にずっこけて「んなアホな」と笑うのもまた楽しいもんです。特に、声のトーンを上げ力説する司会者や「ほぉ~ッ」とテレショップの客のふりをするタレントさんの演技を見るのは、ドラマを見るより面白い。と思いませんか?

わたし、この手の番組はオフザケを面白がって見るもんだと思っていました。それなのに、笑いどころのギャグを真に受け、スーパーの棚から納豆を品切れさすほど信じきってどないすんねん。冗談を冗談として受け止めてあげなかったら、せっかく面白いアホ番組を作ってくれたテレビ局さん、タレントさんに対して失礼やないですか。

冗談はさておき、少し注意深く内容を観察すれば、あそこまで非論理的な番組構成なら、当然「嘘や~ん、あんなん信じるのんアホちゃうん」と騙されるわけがないのに、やっぱり世の中には信じてしまう人がたくさんいるんですね。恐いと言えば恐い話なんですけど、少しでも考える力があれば信じませんから、世の中がひっくり返るほどの恐さではありません。ひっくり返ったとしても社長の椅子ぐらいでしょ。

それよりも、その分野の専門家が科学的に正当な実験・検証を繰り返し、正しく論理的に導かれた結論によってエレガントに解説される、全く非の打ち所のない番組を見てですね、多少考える力のある人が「納得、納得、なるほどなぁ」。けど、それが用意周到な捏造であったときの恐さは、純真な人がアホ番組を信じる恐さよりもっと恐いってことに気付きはじめています。もちろん、ドタッと椅子に腰掛けて南京豆をポリポリかじりながら、お茶・コーヒーをすすりながら、煙草をプカプカ吸いながらですけど。

●桂都丸「時の氏神」:小佐田定雄・原作
熊はんと辰っつぁんの仲たがいを聞き、仲裁に駆け付けた兄貴分の又兵衛。双方から喧嘩のわけを問いただすと関東煮(かんとだき)の具が原因と知れた。辰っつぁんが「大根が好き」と言った一言に、熊はんが「大根に旨味を吸わすスジや昆布のことも考えろ」と切れ、殴る蹴るの暴行を加えたのだという。熊はんが悪いとみた又兵衛は、辰っつぁんに詫びを入れるよう熊はんを説得するが、これが元で今度は熊はんと又はんの喧嘩に発展してしまった。そこで次に仲裁に登場するのがご隠居さん、結末はいかに……
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug410.htm

●桂ざこば「鉄砲勇助」:江戸落語「嘘つき村」
近所の男が「えらいこっちゃ、隣りのオバハンが猫の仔産んだ」と大声で飛び込んで来た、聞きただすと「猫の仔踏んだ」のだという。そんなことをわざわざ言いに来るということは与太ばなしをしに来たのだろう、ということでホラに付き合ってやることにした。木曽の山奥は暗い「木曽暗い」、大岩を抱え込み千切っては投げ千切っては投げ「出来立ての瓢箪岩」、金玉を握って倒したイノシシから生まれた「十六匹のウリボウ」、凍った田んぼで刈り取ったカモの足から生えてくる「カモメ」、とどまるところを知らないウダ話が続く……
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug163.htm

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2007年1月 | トップページ | 2007年3月 »