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2007/01/07

笑福亭仁鶴「月宮殿・星の都」

【世紀末亭】1月7日定期アップ

只今現在、部屋の片隅にフェンダーのギターケースが立て掛けられています。はっきりした年月は忘れてしまいましたが、おおよそ30年間フタを開けたことがありません。開けたところで中にはテレキャスターを納める窪みだけがある、空っぽのギターケース。

中身は? たぶん弟の家にあると思うのですが、こちらも20年以上確認してませんので存在するのやら、売り払われたのやら……、機会があれば尋ねることにするとして、中身の行方が分かったところで既に関心はなくなってますから、もうどうでもいいことです。

どうでもいいことついでに「フェンダー」の擬態商品を売る「フェルナンデス」という楽器メーカーがあり、わたしそのメーカーの「ストラトキャスターもどき」を持ってました。アルファベットで綴ると Fender と Fernandes、書体まで似せてあるので遠目には見分けがつかないぐらい良く似ていました。

同じく、ついでにどうでもいいこと「マーチンギター」のコピーが「モーリスギター」、綴りは Martin と Morris、こちらも良く似てますですね。「ギブソン(Gibson)ギター」と「ボブソン(Bobson)ジーンズ」は似てはいるけど間違えない。けど、「ボブソンギター」とか言ってる人いませんか?

良く似ていると言えば「いたいけ」と「いたいけない」。「いたいけ」は「幼くていじらしいさま」をいい「いたいけない」は「幼くていじらしげである」と、どちらも同じ意味なのにどうして「ない」のか? この「ない」は無いのではなく「切ない」「せわしない」などと同類「程度のはなはだしい意を表す接尾語」の「ない」であると辞書に載っています。

この際、ついでにもう一つ似たもの比較しときましょう「おざなり」と「なおざり」。「おざなり」は「その場逃れ。いいかげん」で「なおざり」は「真剣でないこと。おろそかにすること」同じようでもあり、使い方には注意が要るようでもあり、「なおざり・おざなり」をなおざりに使ってはいけません。と、おざなりな作文の一丁上がり。

●笑福亭仁鶴「月宮殿・星の都」
酒を呑ますかわりに鰻を料理してくれと誘われた箱職人の徳兵衛さんだが、鰻なんか掴んだこともない。見よう見まねで鷲掴みにすると、ヌルヌル指の間からすり抜け、体は前へ前へ、下へ下へ、上へ上へ梯子段を昇りはじめた。と、にわかに竜巻が起こり鰻を掴んだまま天空高く巻き上げられてしまう。実はこの鰻、海に千年、川に千年、池に千年、三千年の劫経た(こぉへた)鰻、やがて徳兵衛は放り出され、道行く人に尋ねると「月宮殿・星の都」まで運ばれたと知れるのだが……
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug408.htm

●桂吉朝「蛸芝居」
船場のさる商家、主人から丁稚、女ごしにいたるまで大の芝居好きで四六時中、芝居の真似ばかりしている。今日しも「三番叟(さんばそぉ)」で起こされ、表を掃除しながら「水撒き奴(やっこ)」の芝居をし、仏壇の掃除で「仇討ち物」、子守で「お家騒動」、出入りの魚屋に水を向けると、鯛を手にして「忠臣蔵」を始めた。主人に叱られやっと静かになったと思ったら、今度はその大旦那自身が蛸を相手に……
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug161.htm

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コメント

「きびき」

「おきびき」
なんてのもあるということを
ちょっとつけ加えるのんでございます。

投稿: くらきっとん | 2007/01/10 12:47

付け加えるだけかいな? 一応ちょっとした説明も欲しいな、という方のために

「黍木(きびき)」雑穀の一種。イネ科の一年草。弥生時代に中国から伝来した穀物。茎は高さ1m内外。夏から秋にかけ茎頂に長さ20cmの花穂を出し小穂を多数つけて垂れ下がる。

「大黍木(おきびき)」雑穀の一種。イネ科の一年草。弥生時代に中国から伝来した穀物。茎は高さ2m内外。夏から秋にかけ茎頂に長さ40cmの花穂を出し大穂を多数つけて垂れ下がる。黍の巨大なもの。

よそで言わんように。

投稿: 仮隠居 | 2007/01/10 14:09

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