« 桂福団治「ねずみ穴」 | トップページ | 桂南天「口合あんま」 »

2006/07/02

笑福亭松之助「死神」

【世紀末亭】7月2日定期アップ

学卒で入社試験を受けたとき、2ケタの数字を延々足し算していく適性検査を受けた経験があります。採用内定をいただいたので結果は悪くなかったと解釈しています。今、そのテストをやって合格点を取れるか? それは恐くてやれません。が、最近そんな恐い適性検査にも似た脳トレーニング・ゲーム機が巷で流行っていると聞きました。

テレビのコマーシャルで松嶋菜々子ちゃんが「56歳?」とかやってる、脳年齢が表示されるあのゲーム機。研究者というか監修者の弁によれば、ゲームを繰り返すことで脳を活性化して鍛えることができるんですと。最近テレビに登場する芸能人の名前が覚えられないわたしも、本気で活性化に取り組まなければ。

そこでさっそく問題です。1+1=、10+10=、11+10=、11+11=、答えはそれぞれ10、100、101、110。

これは10進数ではなく2進数の計算。2進数だと分かっても計算するとなると、2進を10進に変換して計算して再変換とか、数列をイメージ化して脳の黒板で計算とか、日頃使わない脳の部分が刺激を受けてトレーニング効果ありそうな気がします。

でもって脳トレに努力して脳年齢が若返ったとして、脳年齢は若ければ若いほどいいのか? 50代のわたしの脳年齢が10代並みだったら、これはちょっと悲しい、まだ60代の方がましだと思うのであります。知識と脳の活力とは別のもの、また統合力も別のもの、くれぐれもゲーム脳にお気を付けください。

●笑福亭松之助「死神」
病で寝込んだ嫁さんに代わり、夕食の買い物に出た源助は道で大きな玉を拾った。と、目の前に死神が現われ「俺の玉を返せ、代わりこの古い玉をやる」わけが分からず受け取ると「拾ってくれた礼に金儲けを教えてやる」その金儲けとは「玉を持っていると死神の姿が見える、病人の枕元にいる時は手遅れだが、足元にいる時に『アジャラカモクレン、テケレッツのパッ』とマジナイを唱えると助かる」というのだ。教えられたとおり病人を助けるうち、死神が居眠った瞬間布団を回転させ、手遅れの枕元をマジナイの効く足元に摺り替える妙案を考え出したのだが……
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug396.htm

●月亭八方「口合小町」
浮気が元で仲たがいをしている夫婦を訪ねた甚兵衛さんは、茶屋通いする亭主を家に引き止める方法を考えた。井筒姫の「風吹かば、沖つ白波龍田山、夜わにゃひとり君が越ゆらん」の歌と、小野小町の「ことわりや、日の本ならば照りもせめ、さりとてはまた天(あめ)が下とわ」の歌を例に、歌の理で亭主を引き付けろと諭すが、歌なんか詠めるはずもない。珍妙な遣り取りの中、このお上さんに「口合い=ダジャレ」の素養があるのを発見し、口合いで収拾を図らせることになるのだが……
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug149.htm

|

« 桂福団治「ねずみ穴」 | トップページ | 桂南天「口合あんま」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 笑福亭松之助「死神」:

« 桂福団治「ねずみ穴」 | トップページ | 桂南天「口合あんま」 »