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2006/05/21

桂小米(枝雀)「不精の代参」

【世紀末亭】5月21日定期アップ

梅雨のはしりとやらでスッキリしない天気が続いています。元来まめな性格でないわたしなんか、雨の日は何をするのも億劫になってしまいます。これを心理学的に分析すると「モチベーションの低下」と言うらしいですね。モチベーションとは「動機付け:生活体を行動へ駆り立て、目標へ向かわせるような内的過程。行動の原因となる生活体内部の動因と、その目標となる外部の誘因がもととなる」

つまり、わたしである生活体が「何かしよう、しなければ」という動因があって、その結果目標が果せ「満足を得られる」という誘因よりも、雨という外部のマイナス誘因が作用して、内的過程を阻害している状態。ということです。ふんふん、科学的に分析すると「不精」とは「モチベーションの低下状態」何やら聞こえがいい。

ここでド~ンと「人生の動機付け(わたしは何で生きるのか?)」を論じ……、なんていう気はありません、いえ言い出そうとしたんですが思いとどまりました。しかしながら、将来を見据えてとまでは言わないまでも「明日は何をしよう、来月の落語会の予定を調べないと、来年はそろそろビデオの買い替えか、年金もらえるまであと何年」漠然と将来のビジョンを思い描いて今を生きている、それが日々生活の動機付けとなっているぐらいは薄々感じます。

それをもう少し絞り込んでいくと「(世紀末亭の定期アップのために)明日は何をしよう」「(どの落語会に出席するか)来月の落語会の予定を調べないと」「(落語番組を録画するために)来年はそろそろビデオの買い替えか」「(落語を楽しみながら)年金もらえるまであと何年」多少恣意的ではありますが、今のところキーワードは「落語」わたしを今生かせているのは落語か?

最近そのことに気付き「これではいけない、いくらなんでも落語中心、落語だけで人生送っていてはいかんだろう」ということで、明日を生きる目標、すなわちモチベーションを拡大するために「落語以外の目標物」を模索している最中です。それは例えばDVD&HD録画機であったり、デジタルポータブルプレーヤーであったり、ちょっと気になる世間で話題の食べ物であったりするわけです。

しかし急に金額の張るものを対象にするのも何が何なので、ちょっと気になる世間で話題の食べ物、あるいは店で見かけて心引かれる食べ物を毎週1点選び出して試食するという試み、これまでのところイチゴ大福、プッチンプリン、うまい棒、ガリガリ君、丸ごとロールバナナ、(白いシメジ)ブナピー、etc. と順調に未知の食品にモチベーションを駆り立てられ、さて、来週は何を買って食べようかな? これも立派な「人生の動機付け」だと思うのですが……

●桂小米(枝雀)「不精の代参」(小噺「不精猫」付き)
何をするのも面倒臭い男、布団から出るのが面倒で寝ているところへ友人が訪ねて来て「能勢の妙見さんへ代参してくれ」と頼まれた。断るのも面倒なので引き受けると、首に弁当を吊るされ、袂に賽銭と蝋燭代を突っ込まれ、能勢に向かって背中を突かれ、その勢いで参詣に出かけて行く。
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug393.htm

●桂枝雀「上燗屋」
酒の燗にはおおむね、日向燗(30度位)人肌燗(35度位)ぬる燗(40度位)上燗(45度位)熱燗(50度位)飛び切り燗(55度以上)の種類がある。また直接火にかける「じか火燗」お湯につける「湯せん燗」湯せん燗には、水から暖める、熱湯につける、80度くらいの湯につける、と細かに分かれるが、そのうちでも湯せんの上燗を看板にしている屋台店でのひと騒動。
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug145.htm

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2006/05/07

笑福亭仁鶴「辛子医者」

【世紀末亭】5月7日定期アップ

「風薫る五月」と言いますが、実際、山の木々に若葉が萌え出て、揮発性有機化合物質「フィトンチッド(テルペン類)」が放出され、風に乗って街に漂い「風薫る」とは、今さらながら先達の季節感覚、言葉感覚は鋭いですね。

その「風薫る五月」の声を聞いて、急に太陽の光が夏っぽくなってきました。気温はさほど高くなくても、直射日光を浴びると肌にチクチク紫外線が刺さるような気がします。なんでも、紫外線量のピークは五月にあるのだそうですが、五月には大気のオゾン量も多く遮蔽効果が高く、地上に届く紫外線が最も多くなるのは八月だそうです。

でも五月の肌はまだ日光に慣れていないので、紫外線に気を付けなくてはならない季節はちょうど今ごろ。新陳代謝が盛んでなくなった方、はっきり言うとオジン・オバンな我々には注意が必要です。

ところで、紫外線が人体に悪影響を与えると、大騒ぎし始めたのはいつ頃のことなのでしょう? ついこの間まで「夏に日光をたっぷり浴びると、冬に風邪をひかない体になる」と、日光浴は健康的だと言っていたはずなのに。

経験的に、夏場に屋外へ出て黒く日焼けした年の冬は、ひどい風邪ひきは少なかったように思うので、確かに日光浴は健康に良いと思うのです。けどそれは若い頃の話、いまや不用意に肌を直射日光に晒そうものならシミでまだらになった挙句、カサカサのシワシワな年寄り肌になってしまうのが落ちですから、ここは忠告どおり浴び過ぎないようにしましょう。

UVカット繊維を使用したシャツ、ズボン、帽子に靴下、マスクに手袋にサングラス、おまけで日傘を持てば完璧か? と、そこまでしてしまうと逆にビタミンDが作られず、カルシウムの吸収が阻害され、骨粗しょう症になりかねない。あまり極端に一方に振り切ってしまってはダメなようです。

というか、ここは昔からアジア温帯地域の日本国なので、我々アジア温帯地域日本黄色人種の肌は黄色い。つまり今までどおり何も気にしないで普通に生活していても、焼く気で焼かない限り、黄色いわたしの肌は適度に紫外線を防いでくれてます。

●笑福亭仁鶴「辛子医者」
体の調子を崩した男が家主の紹介で医者を訪ねることになり、オランダ帰りの大藪、赤壁周庵先生の診察を受けると、処方された薬は辛子を主成分とした煎じ薬であった。先生いわく「この薬を一合の水で、二合に煎じて飲め」さて、病気全快となるのやら……
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug392.htm

●桂米朝「小品集」
「蚊帳は」「朝顔親爺」「書いた物が物を言う」「鍬烏」「槌の音(紀州)」「嫌い嫌い坊主」の長短小噺六作品を集めたひと高座。
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug144.htm

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