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2006/02/05

桂吉朝「弱法師(よろぼし)」

【世紀末亭】2月5日定期アップ

寒い日が続きますが、皆さま方いかがお過ごしでしょうか。この寒さももうしばらく、と言いたいのですがドッコイ2月に入ったばかり、あとひと月以上厳しい冬が続きそうです。今冬は12月かかりからの寒波襲来で、十分寒さを満喫させていただいたそのうえ、まだまだたっぷり楽しめるとは、何たることやろなぁ……

何でも、偏西風の蛇行により北極の寒気が流れ込む「北極振動」の不規則変動が原因というのだけど、その前兆をつかみきれずに暖冬予想した責任者出て来い。いえいえ、叱責するつもりはありません「自然現象の研究というのは奥が深い」今年のデータを今後に生かすことができればありがたいことやないですか。

とはいえ、気象変動の影響をモロに受けるお商売の方々には随分被害をお受けになったことでしょう。ま、そういう天候にシビアな反応をしなければならない方々は独自で「気象予報会社」と契約して、極力リスク回避をされているとお聞きします。お金を出せば「お仕着せお天気予報」よりもズ〜ッと精度の高い情報が得られるということのようです。

天気予報を商売にする会社ですから「ハズレましたスビバセン」では済みません、会社の存亡、従業員の生活を賭けた必死の予報をされるでしょう、おのずと精度も高まるわけです。ここでたとえばですね、落語もできる気象予報士・桂雀松師が、100%の的中率で当てることができる独自の気象解析理論を用いて予報し、落語会「雀松向上委員会」参加者に「天気予報」を発表したなら、残念ながらこれは罪に問われるかも知れません。

50万円以下の罰金刑つき「気象業務法」第17条に「気象庁以外の者が気象、地象、津波、高潮、波浪又は洪水の予報の業務(以下「予報業務」という。)を行おうとする場合は、気象庁長官の許可を受けなければならない。」とされているからなのです。が、前述「100%の的中率で当てる」なんていう理論が「自然科学的方法」と認定されるかどうか? 予報は単なる「お天気教祖のお告げ」となって問題なしということになります。

つまり、当たる時もあるし当たらない時もあるから「気象予報」なのだ。と……

●桂吉朝「弱法師(よろぼし)」(別名「菜刀息子(ながたんむすこ)」)
「長いめの断ち包丁」を買いに行き「菜刀包丁」を渡されて帰って来た若旦那、生まれついての気の弱さから包丁屋の聞き違いを正すことができない。親旦那はその気の弱さを叱りつけるのだが、許しを乞うどころか会話することすらできないありさま。きつく「世間を見て来い、家を出て行け」言ったそのあと、誰も気付かぬうちに行方知れずになってしまった。消息のつかめぬまま、やがて月日は巡り春の彼岸の四天王寺境内……
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug386.htm

●桂千朝・桂小米朝「掛け取り」(2編同梱)
一般消費者が小売店から商品を購入しても、商売人同士の取り引き同様、支払いはその都度ではなく年数回の掛け払いであった頃、節季節季の払いを待ちに待ってもらい何とか凌いできた大晦日には、商売人も命懸けで取り立てにやって来る。朝から金を工面しようと知り合いを回ってみたものの、どことも同じ。手ぶらで戻った男「人間、好きなもんには気を取られる」と、借金取りの気を引く話題で撃退しようと待ち構えるが……
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug138.htm

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