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2006/02/19

桂吉朝「そってん芝居」

【世紀末亭】2月19日定期アップ

牛乳ビンのフタを手の平で叩いて裏返し奪い合う遊び、土饅頭をカチカチに固めピカピカに磨き上げる遊び、地面に釘を刺し領土を広げる遊び、わたしが小学生の頃に流行った遊びです。いつ誰が始めたか分からず、どこから伝わって来たのかも分からず自然発生して自然消滅、もしくは禁止されて終わっていく流行。

また、ある商品が発売され気が付けばご近所の辻々で目にする流行、例えばフラフープ、ダッコチャン、クラッカーボール、ルービックキューブ、バレンタインチョコ、恵方海苔巻丸かじり……。仕掛け人=発生源がハッキリしていて、消費者も大いに納得づくで受け入れ、買い求めて流行になる。

大流行の原理が分かれば大金儲けができるはずなのに、そんなにしょっちゅう大流行が流行していないところをみると、いまだに原理は未発見なのでしょう。「好きなものには心を奪われる」と言うけど、流行するほど多くの人が「好き」と感じるものを探れない、人の心の読みにくさです。

最近流行りになりつつある「できちゃった婚」も、世間の多くが肯定したからこそ認められるようになった、とは言え、語感が悪いので「おめでた婚」にしようぜ、とブライダル業界も流行の後押しする、とかしないとか、ニュースで先日見かけました。

ちょっと気になったので押入れにしまい込んである戸籍謄本を取り出し、母親の入籍日とわたしの出生日を確認すると……、残念、おめでた婚じゃなかった。生まれいでよとの強い希望があったかどうかはあずかり知らぬことながら、日付のインターバルは結婚を決意し入籍したのち、懐妊し出産した第一子でした。

●桂吉朝「そってん芝居」
堺の叔父貴が「九死に一生の大病で、喉がゼェゼェいぅやら、鼻がピョコピョコいぅやら、医者が八人かかりきり」というので、見舞いに行くことになった大旦那。ひょっと見舞いの夜が通夜になるかも知れないと、こざっぱり頭を結い直すために床屋の磯七を呼ぶ。ちょん髷を結いながらの世間ばなしに、中座にかかる「忠臣蔵の通し」が出ると、芝居好きの磯七は夢中になって手が進まない。「芝居の話はえぇねん。口利ぃたら出入り差し止めやで」と禁止され、仕事にかかったものの……
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug387.htm

●桂米朝「厄払い」
定職も持たずブラブラしている男に小遣稼ぎの声をかけた大晦日、甚兵衛さんが紹介したのは年越しの厄を払う「節分の厄払い」だった。めでたい言葉を並べ立て、一年の厄を払って新しい年を迎えるその言葉は「あぁ〜ら目出度や、目出度やな、目出度いことで払おなら。鶴は千年、亀は万年、浦島太郎は三千歳、東方朔(とぉぼぉさく)は九千歳(くせんざい)、三浦の大介(おぉすけ)百六つ。かかる目出度き折からに、いかなる悪魔が来よぉとも、この厄払いが引っ掴み、西の海へさらり、厄(やっく)払いまひょ」と、これ覚えきれるかな?
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug139.htm

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