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2005/10/16

笑福亭鶴光「木津の勘助」

【世紀末亭】10月16日定期アップ

長いあいだ気になっていた「白い輪っか」街中でよく女の子が手首にはめてる、あの白い輪っかです。テレビ画面でも見かけるので「流行ファッションの一種なんだろうな」とか「新興宗教団体のパフォーマンスかな」とか思ってたのが、実は世界の貧困な人のことを考える「ほっとけない世界のまずしさキャンペーン」への参加シンボルアイテムだったようです。

正式名称? かどうか知りませんが「ホワイト・バンド」という、主に中国製の製品で値段は1個300円。なるほど、これを買うことによって300円が世界の貧しい人々に寄付されるのか、と納得してしまうほど真っ直ぐな性格ではありませんので、いつものようにちょこちょこ、ごそごそ。公式ページにアクセスしてみると、300円の内訳が説明されてました。ホワイトバンド原価および製作経費23%(69円)、ホワイトバンド流通費33%(99円)、世界の貧困をなくすための活動費44%(132円)。

原価および製作経費とは海外工場生産・出荷それに国内までの輸送費のことで、流通費は倉庫代とか国内運送費とか販売手数料。ということは、132円の活動費が寄付金なのだな……、ん? 違うぞ「広報活動費(媒体制作費、デザイン費、編集費等)、媒体費(メディアの活用)、イベント制作費、番組制作費、その他いろいろ経費……」文字通りの活動にかかる費用。つまり、その、300円使って様々な営利企業の利を潤して、なおかつ事務局の維持費・人件費も賄って「世界には貧困な人がいますよ」と、貧困な人の「存在」を呼びかけて、世間に貧困を「知ってもらって」それで終わり?

ほな何ですか、わたしのように「まだまだ世界には、どころか日本にもダンボールの家やブルーシート小屋で生活する貧困な人が多く居る」ことを知っていて、ここで「まだまだ世界には、どころか日本にもダンボールの家やブルーシート小屋で生活する貧困な人が多く居る」ことを知らせたら、これを読んだ人から1人当たり300円がとこ徴収してもいいほどの仕事をしたってことですか? ふと「壷算」を思い出してしまった。

●笑福亭鶴光「木津の勘助」
住居表示変更される以前、大阪市浪速区に勘助町という所番地があった。この一帯を拓いたのが中村勘助という、浪花の侠客のひとりに数えられた任侠の男。寛永の大飢饉には政府に備蓄米の放出を願い出、聞き入れられずおのれの懲罰と引き替えに米蔵を打ち破って村人を救ったという。その勘助の数奇な嫁取りのエピソードを語った作品。
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug379.htm

●桂米朝「一文笛(作・桂米朝)」
「金持ちからしか盗みはせん」と任侠を自認する腕利きスリ師の秀が駄菓子屋の前を通りかかると、一文笛を取り囲んで騒いでいる子どもたちがあった。中にひとり、みすぼらしい着物を着た子が欲しそうに眺めている。「銭のない子はあっち行てんか」駄菓子屋の婆に追い払われるのを見て、盗人根性の悲しさから、わずか一銭ほどの竹の笛を盗んで子どもの懐へ忍ばせてしまった。この子、実は落ちぶれた士族の息子「盗みをするよぉな子どもは出て行け」家を締め出され、やがて思い余って井戸へ身を投げてしまう。長屋の連中に助けられ一命は取りとめたものの……
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug129.htm

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2005/10/02

笑福亭三喬「転宅」

【世紀末亭】10月2日定期アップ

法律に明るいわけではないので、単なる茶飲み話と断っておきます。某国民放送局の職員が裏金を溜め込んで私的に使っていたことが明るみに出て以来、抗議の意思を持って受信料を払わない国民が増えているそうでして、2005年9月現在、契約をしていない、あるいは契約しているが不払いの合計は国民3人に1人にものぼるそうです。

これではこの先、経営が成り立たなくなる恐れがあると考えた某国民放送局は「体質改善・経営努力はいたします。が、支払っていただかなければ法的手段に訴え、裁判所から支払命令書を送ります」と、最後の切り札とも思える罰則というか、脅しをちらつかせ逆切れしてしまいました。

ということは「今まで支払わなかったことで罰を受けた人はなかったのか」初めて知ったのです。普通、滞納率3割になるまで放っておく民間企業なんてないやろ。なるほどねぇ、それでも十分やっていけるだけの収入があったってことやねぇ、さすが某国民放送局、建物と同じで余裕の大きさ。

仕組みがオモロ気なのでちょっとばかり調べてみると、☆テレビを設置したら契約意思の有無を問わず、契約内容の諾否を問わず、某国民放送局と受信契約を結ばなければならない☆受信契約を結んだが最期、受信料支払いの義務が生じる。これが大きな2本柱のようですね。今は罰則がないので不払いでも何らお咎めはないけど、これからは罰則を設けますよということらしいです。

ところがこの罰則「受信契約していて」支払いが滞っている「未払い」に対する罰で、同じく支払っていない未契約者は「未払い」ではなく罰は及ばないみたいなのです。つまりやねぇ、未契約者はまず契約者にならないことには受信料を支払うことができず、そのうえ、どの時点で契約するとは決められてないし、無契約の罰もないみたい、ケッタイななぁ。

なぜに、2段構えなのか? これは放送法が憲法違反に該当するかもしれないという、深い深いわけに突き当たってしまうのですが、根気もやる気も興味も尽きたので、あとは各自調べてみてください。

●笑福亭三喬「転宅」
旦那を表通りまで見送りに出たお手掛けさんの家に目を付け、頼んない盗人が上がり込んだ。残っていた酒肴に気を取られているうちに、帰って来たお手掛けさんとバッタリ。機転の利くお手掛けさん「実はわたしも元泥棒、そろそろ旦那と手を切って元の商売に戻ろうと思っている。ついては、同商売の亭主を持ちたい」と、言葉巧みに夫婦約束をし「明日、改めて来てくれ」と帰したのだが……
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug378.htm

●桂米朝「いもりの黒焼き」
隣町の米屋の娘に岡惚れした喜六、いつものように甚兵衛さんに相談に行くと「本物のイモリの黒焼なら、惚れ薬として効き目がある」と教えられた。さっそく高津の黒焼屋で本物のイモリの黒焼を手に入れ、米屋の店先に立つと出て来た娘に……、振りかけるつもりが、サ〜ッと風が吹いて来て積んであった米俵にかかってしまう。と、米俵がゴトゴト、ゴトゴトゴト、ゴトン。その男の方へヒョッコ、ヒョッコ、ヒョッコ、ヒョッコ……
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug128.htm

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