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2005/07/03

笑福亭鶴志「手切れ丁稚」

【世紀末亭】7月3日定期アップ

最近「悪徳リフォーム業者」が頻繁に話題にのぼるようになりました。なにも今に始まったことではなく、昔からこのような詐欺商法は手を変え、品を変え、形を変えうごめいていたのに、高齢者、特に認知症のご老人をターゲットにしてしまって、ようやく世間の情が集まったのでしょう。

常識的に考えれば、判断能力が極度に低下した認知症老人を相手に「このままだと、家が腐って住めなくなるよ」などと、不必要に不安心をあおり立ててリフォームさせるのは、極悪非道の反社会的犯罪であることは明らかです。がしかし、この手口、彼ら「悪徳リフォーム業者」の専売特許なのかと思いきや、ごく普通に行われている商売法だと気付くのにそんなに苦労は要りません。

「お宅の部屋、臭いんじゃない?」「汗の臭い、気になりませんか」「お口の臭い、気になりませんか」「部屋のホコリにはダニがいっぱい」「これ1本に1000mgのビタミンC」「元気溌剌一発」etc.etc.etc.... 必要以上に人の不安をあおって、あるいは効果を期待させて商品の販売をする行為なんて、今この時間にもテレビ受像機からワサワサ流れてますもんね。

ま、その手の商品を購入するのが「判断能力が極度に低下した認知症老人」ではなく、判断能力が極度に低下した認知症老人にも似た「健常人」だということで、何ら問題にはならないわけです。

●笑福亭鶴志「手切れ丁稚」
毎月のお手当てはありがたいのだけれど、あまりのオジン臭さに百円の金を無心して別れてしまいたい、と思っていたお手掛けのお梅さん。友人お寅さんと一杯呑んで愚痴ばなしをしているところへ、旦那の店の丁稚定吉が返事の手紙を届けに来た。定吉の様子がおかしいので問いただすと、旦那に頼まれて素行を調べているらしい。そこで定吉に一円を握らせ、旦那には嘘の報告をするよう仕向けるのだが……
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug371.htm

●桂米朝「小倉船」
北九州と下関を結ぶ連絡船「小倉船」での出来事。男が用を足そうとしゃがんだ拍子に、懐の五十両を財布ごと海に落としてしまった。ちょうど乗り合わせた唐物問屋の番頭が持っていた、人間でも入れるというフラスコを借り、海底へ探しに行くと目の前に財布が、けど、フラスコの中から財布は取れない。そこでフラスコを割って海中へと……
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug122.htm

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