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2005/07/17

桂文鹿「淀川」

【世紀末亭】7月17日定期アップ

予定日前の早産のように梅雨が明けてしまって、毎日暑ッジジジジィ〜、やっぱり蝉は梅雨明けのその前日から、既に知っていたとみえて団体で鳴き始めてました。毎度のことながら、自然界の法則って計り知れないなぁと畏敬の念を抱かせます。

こう暑いと、ついつい冷たい食事をとりたくなるものですが、逆に熱いものを食べて体の芯から冷やす。なんて方法があるのを知りました。経験則ですので、一般的ではないかもしれませんが、ご紹介しておきます。もの自体は熱くてもおいしいので、試しても損はないでしょう。

【仮隠居流ゴーヤ・チャンプル】
材料:ゴーヤ、豚肉スライス、厚揚げ、ネギ、ニンニク、鶏卵
1)ゴーヤは中綿と種を取り去り好みの厚さにスライス
2)豚肉、厚揚げを適当にカット
3)ニンニクひとかけ、ネギ少々をみじん切り、残りのネギは斜め切り
4)ニンニクとネギを油で炒めて香りを出し豚肉をよく炒める
5)ゴーヤ、厚揚げ、ネギを加え炒める
6)醤油、塩、こしょう、味醂、昆布ダシで調味、ごま油を振る
7)厚揚げに火が通ったら、好みで卵を割り入れ炒りからめる

厚揚げの香りと食感が仮隠居流。ゴーヤの苦味で豚肉と豆腐の旨味が幾重にも増幅されて「料理は科学」の見本のような料理です。夏場は塩味を効かせる方が旨いでしょう、熱々を熱々のご飯で食べても、食後に清涼感を感じる気がします。こちらも何か科学的根拠がありそう。

●桂文鹿「淀川」
大阪で最初に客の目の前で生きた魚をさばいて販売した店「淀川」今日しも店の前には鯉さばきを見物しようと、大勢の人だかりができている。と、そこへ通りがかったのが一人のお坊さん「殺生をするでない」鯉を買い取って新町橋の上から西横堀へと逃がしてやる。次の日も店の前には鰻さばきを見物しようと大勢の人だかり。と、そこへまた坊さん「殺生をするでない」買い取って西横堀へ。数日後、またまた魚屋の前を通ると、今度はまな板の上に赤ん坊が……
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug372.htm

●桂春団治「皿屋敷」
伊勢参りの帰り道、京都から乗った三十石船の中で「皿屋敷」の噂を尋ねられ返答できなかった姫路の若い衆、もう恥はかきたくないので裏の物知り六兵衛の親っさんに聞きに行くことに。すると「皿屋敷」とは、地元でいうところの「車屋敷」のことで、そのいわく因縁と井戸の中からいまだに出る幽霊、お菊さんの話を聞かせてくれた。話には聞くが実物を見たことがない、いっぺん幽霊見物に行こうと仲間を募って出かけてみれば……
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug373.htm

●桂枝雀「皿屋敷」
“枝雀流アレンジとはこうだ”の見本のような噺。正統派、春団治師匠の「皿屋敷」と比較して読むとその違いが歴然。
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug123.htm

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2005/07/03

笑福亭鶴志「手切れ丁稚」

【世紀末亭】7月3日定期アップ

最近「悪徳リフォーム業者」が頻繁に話題にのぼるようになりました。なにも今に始まったことではなく、昔からこのような詐欺商法は手を変え、品を変え、形を変えうごめいていたのに、高齢者、特に認知症のご老人をターゲットにしてしまって、ようやく世間の情が集まったのでしょう。

常識的に考えれば、判断能力が極度に低下した認知症老人を相手に「このままだと、家が腐って住めなくなるよ」などと、不必要に不安心をあおり立ててリフォームさせるのは、極悪非道の反社会的犯罪であることは明らかです。がしかし、この手口、彼ら「悪徳リフォーム業者」の専売特許なのかと思いきや、ごく普通に行われている商売法だと気付くのにそんなに苦労は要りません。

「お宅の部屋、臭いんじゃない?」「汗の臭い、気になりませんか」「お口の臭い、気になりませんか」「部屋のホコリにはダニがいっぱい」「これ1本に1000mgのビタミンC」「元気溌剌一発」etc.etc.etc.... 必要以上に人の不安をあおって、あるいは効果を期待させて商品の販売をする行為なんて、今この時間にもテレビ受像機からワサワサ流れてますもんね。

ま、その手の商品を購入するのが「判断能力が極度に低下した認知症老人」ではなく、判断能力が極度に低下した認知症老人にも似た「健常人」だということで、何ら問題にはならないわけです。

●笑福亭鶴志「手切れ丁稚」
毎月のお手当てはありがたいのだけれど、あまりのオジン臭さに百円の金を無心して別れてしまいたい、と思っていたお手掛けのお梅さん。友人お寅さんと一杯呑んで愚痴ばなしをしているところへ、旦那の店の丁稚定吉が返事の手紙を届けに来た。定吉の様子がおかしいので問いただすと、旦那に頼まれて素行を調べているらしい。そこで定吉に一円を握らせ、旦那には嘘の報告をするよう仕向けるのだが……
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug371.htm

●桂米朝「小倉船」
北九州と下関を結ぶ連絡船「小倉船」での出来事。男が用を足そうとしゃがんだ拍子に、懐の五十両を財布ごと海に落としてしまった。ちょうど乗り合わせた唐物問屋の番頭が持っていた、人間でも入れるというフラスコを借り、海底へ探しに行くと目の前に財布が、けど、フラスコの中から財布は取れない。そこでフラスコを割って海中へと……
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug122.htm

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