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2005/03/20

橘ノ円都「けつね」

【世紀末亭】3月20日定期アップ

年度替りのためか、はたまた4月から完全施行される「個人情報保護法」を前の駆け込みなのか、最近やたらと電話営業のかかる回数が増えてます。電話がかかって営業だと分かった時点で、相手の社名をネットの検索サイトで速攻調べると、電話を使って営業しようなどという会社の評判はたいがいよろしくないですね。

商品先物取引会社、外国為替取引会社などは損害賠償訴訟起こされてるケースが多いし、住宅販売会社は欠陥住宅の公判中だったり、食品会社は誇大広告・違法広告で訴えられ、浄水器メーカーは効果のない商品を高額で売り付けたと訴えられ、冠婚葬祭互助の会社はリクルート学生諸君の間でブラック・リストに載ってたり……

こういう情報を見ながら応対し、いろいろとおしゃべりをしていると迷惑な電話もけっこう退屈しのぎになったりします。入ったばっかりの研修社員が「やっぱり、こんなところ早く辞めた方がいいでしょうか?」なんて弱気発言をしたりして、かける相手が悪かったと諦めてもらわなしゃ〜ない。

話の途中、さりげなく「どんなリストを見ておかけになりました?」と聞くと、ほとんど即座に「電話帳でランダムに」と答えられますけど、なかには「……の名簿を見てかけています」とバカ正直に答える方がいて「御社では個人情報の保護についてどのようにお考えでしょう?」と、イケズな質問をしたりもしました。

4月以降、こんな楽しみがなくなってしまうのかと思うとちょっと寂しい。なわけは絶対にないでしょうけど「個人情報保護法違反」「名簿等の目的外使用」の呪文を唱えるとすぐに退散する可能性は大いに増します。

●橘ノ円都「けつね」
伏見稲荷の祀神にオオミケツノカミ・オオケツヒメノカミがおられ、かなり古い時代にそのケツノがケツヌ→ケツネと変化したらしい、ということが某大阪ことば事典に載っていました。奈良県ではつい最近まで普通に「けつね」と発音していたとも。その大和の「けつね」に因んだ珍しい芝居仕立の噺。
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug361.htm

●桂米朝「世帯念仏」
「願我身浄如香炉(がんがしんじょにょこうろ)願我心如智慧火(がんがしんにょちえか)念念焚焼戒定香(ねんねんぼんじょうかいじょうこう)供養十方三世仏(くようじっぽうさんぜぶ)南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏」と香を焚きながら唱えるのがお念仏なら「む・あみだぶ・なむあみだ、む・あみだぶ・なむあみだ」とアホ声を張り上げるのもお念仏。
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug113.htm

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2005/03/06

橘ノ円都「鰻谷」

【世紀末亭】3月6日定期アップ

大阪にはいつ出かけても落語が聞ける場所「落語定席」がありません。前回ご紹介した「天満天神繁昌亭」はその定席を大阪に、という願いが込められているのですが、そしたら落語を聞くということがそんなに難しいことなのかと言えば、全くそうではありません。

毎日、どこかで、だれかが、それこそ「どこに行こうか」と迷うぐらいの数の落語会が開かれています。例えば本日2005年3月6日(日曜)なら、▲町家寄席@住まいのミュージアム▲社会人落語@太融寺▲桂団朝独演会@テイジンホール▲ベラグラ寄席@ベッラグラーツィエ▲上方亭ライブ@ワッハ上方▲上方演芸特選会@国立文楽劇場▲きつねと六さん、熊はんと町内の連中の会@高津宮▲ろくろく坊'S@西宮公同教会▲兵庫八天の会@蛭子神社。

客席千数百人の大きな会から、十数人の小さな会まで、行く気で捜すと腐るほど出て来ます。捜さないと、全く分かりません。これやね、これが落語を身遠いものにしてるのでしょうね。で、さっきの定席「繁昌亭」が熱望されてるということです。

「繁昌亭」の客席数は200前後になるそうで、これは落語を聞くにはちょうど頃加減の大きさになります。マイクを通さず噺家さんの生声だけで聞ける大きさ、うるさくなく、聞こえなくもなく、隅々まで声が通り、心地よくぐっすりと……、んなことはありませんけど。

先日「ザ・シンフォニー・ホール」で開かれた落語会に出席する機会がありました。総客席数1700余名、さすが演者の後ろ側と3階席には入れず、1300名ほどの聴衆の中では生声は通りませんからPAを使って増幅します。ザ・シンフォニー・ホールはその名の通りシンフォニー向けに作られた小屋ですので、音響効果抜群……、と思いきや、残響何秒の世界は古典音楽には向いても古典落語には全く向きません。

まぁこっち入りぃな、りぃなりぃなりぃなりぃな……、上げてもらいます、ますますますます……、お前この頃何してんねん、ねんねんねんねんねん……、落語には向かん、かんかんかんかん……、程よいキャパの小屋に限る、ぎるぎるぎるぎるぎる……、まだやるか、るかるかるかるか……、怒るで、るでるでるでるでるで……、お喧しゅう、しゅうしゅうしゅうしゅう……、もぉえぇっちゅうねん、ねんねんねんねんねん……

●橘ノ円都「鰻谷」
1989(平成元)年、町名変更によって今はもう消え去ってしまった「鰻谷」現在の西心斎橋1、心斎橋筋1、東心斎橋1、島之内1の北端、長堀通に沿った町は、明治になるまで「長堀南通り」と呼ばれていたという。それがどうして「鰻谷」と呼ばれるようになったのか、その由来を説く教育的落語。かなぁ……
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug360.htm

●桂米朝「鹿政談」
江戸時代、奈良の名物は「大仏に、鹿の巻筆、霰(あられ)酒、春日灯篭、町の早起」とされていた。奈良の鹿は興福寺・春日大社の神鹿、事故でも誤りでも殺せば死罪と決められており、もし朝起きて家の前に鹿の死体があれば一大事である。そこで、よそが起きるより早く起き出して確認し、死体があれば移動させないといけない。それでみな早起きをするのが名物というのだが。三条横町の豆腐屋六兵衛さんは、その鹿を犬と誤まって自らの手で殺してしまう。正直者ゆえ、移動させることもならず、役人に召し捕られてお白州にかかると……
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug112.htm

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