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2005/01/23

林家染弥「茗荷宿」

【世紀末亭】1月23日定期アップ

落語には季節があります。春の代表「貧乏花見」夏の代表「遊山船」秋の代表「八五郎坊主」冬の代表「池田の猪買い」などなど。ですから噺家さんはその時その高座で季節感あふれる噺をかけてご機嫌をうかがうわけですが、テレビ、ラジオなど収録と公開にタイムラグがあると季節感が微妙にズレてしまいます。

季節には幅がありますから、少しぐらいのズレなら収束されてしまうとは言うものの、国営ではないが放送内容に国会議員の許可が要るかもしれない、某国民放送局では3か月以上のズレも何のそので遅れまくって、真夏の噺を真冬に平気で放送するのは、放送予定日に放送できなかった皺寄せに、まだ上乗せの災害時に演芸は自粛の皺寄せ。何だかなぁ……

と、本筋から離れてしまいました。季節感の中でも“この日でなければ”という噺がいくつかあります。元旦「正月丁稚」1月25日「初天神」春と秋の彼岸「天王寺詣り」5月1〜10日「野崎詣り」5月の最初の卯の日「卯の日詣り」大晦日「掛け取り」「厄払い」「除夜の雪」「尻餅」大晦日と元旦「けんげしゃ茶屋」

「初天神」は天神さんの縁日25日の一番初め、全国どこの天満宮でも何かしらの神事が行われることと思います。とくに天満の天神さんでは露店も出て、天神橋筋商店街も祭りのような賑わいです。ご近所の方ちょっと覗かれてはいかがでしょう、ついでに試験の願掛けでも。

●林家染弥「茗荷宿」
夫婦二人で営む大津の宿屋、中心を外れているので滅多に客が来ない。廃業する、しないで揉めているその時、長浜の縮緬問屋の主人が一夜の宿を乞い、集金で集めた二百両を帳場に預けた。この二百両があれば……、悪心を起こした二人が考えた策は、食べ過ぎると物忘れをするという茗荷づくしの食膳で、金を預けたことを忘れさせようというのだが……
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug357.htm

●桂米朝「饅頭こわい」
若い連中が集まって好きなもの・恐いものをワイワイ言い合っていると一人が「饅頭が恐い」と言う。「丸くて二つに割ると中から餡の出て来る、あの饅頭?」問い直すと「聞いただけで震えが……」と帰ってしまった。もっと困らせてやろうと薯蕷饅頭、栗饅頭、蕎麦饅頭、田舎饅頭、ケシ餅、太鼓饅頭を持って押しかけ投げつけるが、ムシャムシャ食べてしまう音がする。騙されたと気がついて「本当は何が恐い?」「今度は熱いお茶が恐い」これで面白がってるのは東京もん、大阪落語の面白さは途中に出て来る親っさんが語る「恐いもの」
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug109.htm

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