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2004/10/03

笑福亭鶴光「西行鼓ケ滝」

【世紀末亭】10月3日定期アップ

 数年前から耳にして気になっていた言葉、今年は台風の大当たりでそれを耳にする回数が増え、すっかりハマッテしまった言葉があります。

 「過去数年間で最も土砂災害の危険が高まっている、として注意を呼びかけています」素直に「危険雨量を超えて雨が降り、なおかつ、間を置かずに集中豪雨が襲ってくるので注意するように」と聞き流せばよいのでしょうが、聞き流してはいけないか、頻繁に聞き過ぎて「過去数年間で最も……」が頭の中でリフレイン状態になっています。

 そして「土砂災害」のところがボヤケ、ほかの言葉と置き換わていくような錯覚。たとえば「過去数年間で最も家庭崩壊の危険が高まっている、として注意を呼びかけています」「過去数年間で最も夫婦別れの危険が……」「過去数年間で最も……の危険が」何となく危険であることが分かったような、けどどれぐらい危険なのか分からないような……

 話はゴロッと変わって、最近、お釣りにもらうお札がヨレヨレなのに気付きました。気付いてハタと思い浮かんだのが「新札切り換え」です。なんでも、この11月1日から市中に出回るそうでして「どうせ新しいお札に切り替わるのだから、古い札は少々傷んでいても傷んだまま流通させてしまえ」ということで、お釣りのお札がことごとくヨレヨレになっているんでしょうね。

 こういうちょっとした変化に気づき、その原因、結果を推察する心を持てる喜び……、なんて大層なもんやないですけど、ほのかになんとなく嬉しい。それにしても、今ごろあの二千円札はどこでどうしているんでしょう?

●笑福亭鶴光「西行鼓ケ滝」
兵庫県川西市にある「鼓ケ滝」は日本三大滝の一つなのだそうです。その滝の傍らで西行法師が「伝え聞く 鼓ケ滝に 来てみれば 沢辺に咲きし たんぽぽの花」と歌に詠む。すっかり日も傾いて一夜の宿を探すのだが、どう道を取り違えたのか山道に足を踏み入れてしまい、行けども行けども宿は見つからない。と、やがて人が暮らすらしき明かりがチラチラと……
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug350.htm

●桂米朝「骨つり」
若旦那の釣り行きのお供で木津川河口まで出かけた茂八、何の因果かドクロを釣り上げてしまった。「これも何かの縁、供養をしろ」と若旦那にさとされて近くの寺で回向したその晩のこと、若く美しい女性が訪ねて来る。誰かと問えば昼間の骨(こつ)の幽霊が「お礼に」と言って一夜のお伽。それを見ていた隣家の喜ぃさんも「そんなえぇ目に会いたい」と、今度は大川へ骨を探しに……
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakugo99.htm

上方落語メモ【世紀末亭】4月1日移転しました。
URL:http://homepage3.nifty.com/rakugo/

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