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2004/09/19

桂小文枝(文枝)「盗人の仲裁」

【世紀末亭】9月19日定期アップ

日用雑貨の買い出しに近くのホームセンターまで出かけてみました。メモ用紙にストック切れの品物をリストアップし、シュッと行ってシュッと買ってシュッと戻ってくるつもりが、あのホームセンターという空間はそんな思惑を無残に打ち砕く魅力というか、魔力というか、とにかく探検に値する空間です。

メーカー、銘柄を固定して使っている歯磨きやシャンプーなど嗜好品は迷うことなく選べるのですが、用途、機能が同等ならば、どこのメーカーであれ銘柄であれ知ったこっちゃない、という品を選ぶことの何と時間のかかること。単に優柔不断なだけ、とは言えない展示の仕方にも問題ありです。

普通、目的物を捜し求めるときには、それらの分類に従って整理されている棚を目指せば行き当たります。男のわたしはその棚の中で使用材料が同じで用途、機能が同じなら単位量当たり一番値の安いもの、を選択しカゴの中に放り込むことになってます。今日もそうしました。そして、そのコーナーから次のコーナーへ移ろうと、大通りって言うんですか、ちょっと広めのスペースに出る。と、そこにはワゴンセールの廉価品が山積みなわけです。

何気に目をやると、先ほど選んだ商品と同じ用途、機能の商品が価格はその半額で販売されています。これはもう買うしかないと、その商品をカゴに入れ、先ほどの商品を棚に戻し次の目的地へ。で、皆さんもうお気付きのことやろとは思うのですが、次の目的物でも同じようないきさつがあって次の……。

学習するでしょ普通。でもですね、だめなのです。廉価品ワゴンが一か所に集積されておれば、まずワゴンコーナーでそれら商品を選択してのち残りを確保、という行動を取れるものを、このワゴンがどこに仕掛けられているか分からない。しかも、キッチリ商品分類されておらず、どこのワゴンに何が埋もれているのかも分からない。

最短距離の3倍以上は歩き回ったでしょう。ということは所要時間も3倍か。ま、その分廉価な買い物でコストが下がったのだから無駄にはならなかった。で終わってしまったら面白くも何ともないのです。ワゴンの中にはリストアップされていない品物、つまり購入予定外の品物もあり、それがまた安いときていたら、ついついカゴに入れてしまって……、消耗品であることが慰めですな。

●桂小文枝(文枝)「盗人の仲裁」
所帯を持って間もない女房がちょっと留守したスキに忍びこんだ盗人、ひと仕事終えて悠々としかも意地汚く、お膳に用意されている夕食に手を付けた。茶碗にご飯をよそってまで食べているその時、仕事を早やじまいした亭主が帰って来たから大慌て。縁の下に潜って様子を伺っていると、荷造りされた風呂敷を巡って、戻った女房と喧嘩が始まってしまう。口では太刀打ちできない亭主の投げた茶瓶の湯が……
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug349.htm

●桂米朝「京の茶漬け」
「京の茶漬け、高松の熱燗」という言葉があるそうです。香川県高松では客が帰ろうとすると「ま、アツカンで……」と、言葉をかけるそうで、これは「扱わんで」ろくな扱いもいたしませんがごゆっくりどうぞ、の意味なのだそうです。これと対のように、京都では帰り際に「お茶漬けでも……」意味するところは「アツカンで」と同じくただの挨拶に過ぎないのですが、このお茶漬けを一度よばれてみたいものだ、と考えた男が電車賃を使ってまで京都に乗り込んで行くというおはなし。
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakugo98.htm

上方落語メモ【世紀末亭】4月1日移転しました。
URL:http://homepage3.nifty.com/rakugo/

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