2019/08/18

桂南光「小言幸兵衛」ほか

【世紀末亭】2019年8月18日定期(リニューアル)アップ

●桂南光「小言幸兵衛」:上方落語の演題は「借家借り」
小言幸兵衛のあだ名が示すように、幸兵衛さんの一日は長屋の店子(たなこ)を見回り、小言をくれてやることから始まる。家に帰ればゆっくりお茶を飲みながら「かしや札」を見て飛び込んで来る人物を相手に、趣味としての小言を交え、実益としての家主(いえぬし)対応をするのが日課だった。そんなある日、近頃まれな非の打ちどころのない、言い換えれば小言を言いたいのに言わせない仕立職人が借家の相談にやって来た。が、そこは小言幸兵衛さん、無理から趣味の小言が口をついて出るのだった。その小言とは……?
http://kamigata.fan.coocan.jp/kamigata/rakug188.htm

●桂南光「仏師屋盗人」:江戸落語「にかわ泥」
世間はシシラシ~ンと寝静まった夜夜中(よるよなか)、ベリバリ、ボリバリとネズミが壁をかじる物音に目覚めた仏師屋さん「シャイッ」と追うが、ベリバリ、ボリバリ鳴りやまない。音のする方角を確認すると、それはネズミではなく、誰かが表の戸をこじ開けているのだった。「どなた? いま開けます」と言う間もなく押し込んで来たのは、紛れもない盗人、しかも紛れもなく間抜けた盗人だった。十両盗めば首が飛ぶという時代、この盗人の首は飛んだのだろうか、飛ばなかったのだろうか……?
http://kamigata.fan.coocan.jp/kamigata/rakug189.htm

| | コメント (0)

2019/08/04

桂ざこば「天災」ほか

【世紀末亭】2019年8月4日定期(リニューアル)アップ

●桂ざこば「天災」
気に入らぬことがあると見境なく暴力を振るう男、今日しも夫婦喧嘩の末、嫁さん、母親の眉間に拳骨を食らわせてポイッと家を飛び出し、中川のご隠居の家に上がり込んだ。わけを話すと「お前がいかん、心学の先生の話を聞いて心を入れ替えろ」と諭され、その足で南炭屋町の紅羅坊名丸先生を訪ねることに。すると「災いは何事も天がもたらしたもの、天災と思って諦める心を持ちなさい」言いくるめられ、分かったような分からんような気持ちで家に帰れば、隣の松っちゃんが別れた嫁さんと大喧嘩だという。今聞いたばかりの話で松っちゃんを諌めようと出かけるのだが……
http://kamigata.fan.coocan.jp/kamigata/rakug186.htm

●笑福亭呂鶴「無い物買い」
暇とエネルギーはあるが金と常識のない男友達が偶然出くわすと、無理やりにでもひと騒動起こさないといけないのが落語のストーリー展開。今回は町の小売店舗に飛び込み「作ろうと思えば作れるが、作ったとして誰も買わない、だから誰も作らないし、店に置いてもいない商品」を注文して、主人が困る顔を楽しもうというコンセプトのもと、「金物屋」「古着屋」「味噌屋」「和菓子屋」に関する珍商品を考え出すという趣向になっている。考え出された商品が「んなアホな」と笑えると落語になるが、古い噺を古いままやっていたのでは単なる威力業務妨害、犯罪行為で笑えない。演者の力量(改作力・センス)が問われる噺なのか……?
http://kamigata.fan.coocan.jp/kamigata/rakug187.htm

             * * * * *

【DTM(MIDI)でクラシック/令和元年葉月8月新譜】
DTM(MIDI) on モーツァルト・ピアノソナタ2番 ヘ長調 K.280
W.A. Mozart Piano Sonata No.2 in F-major K.280

 1st movement : Allegro assai → 00:00
 2nd movement : Adagio → 04:30
 3rd movement : Presto → 11:04

DTM(MIDI)でクラシック、今回はモーツァルトのピアノソナタ・シリーズより『2番 ヘ長調 K.280』をご紹介します。

若い番号のソナタは聴く機会がほとんどなく、ほぼ初見で手探り状態の作業のため標準演奏とかけ離れた品になるかもですが「モーツァルトらしく」を心掛けながら【謎】作業を進めています。お時間許せばお付き合い願いたいと思います。

今回のプログラミングでも、左手の音量を右手マイナス6と機械的に決め、左手を強調する要所のみ右手対比音量を上げる、という基本手法をとりました。また、強音の部分は速く演奏し、弱音の部分は遅く演奏するというパターン化を踏襲しています。こうすることによって修飾の手間を省こうという魂胆です。やっぱり、モーツァルトは単純そうで奥深く、気難しそうで無邪気で、そして可愛い。

スコア:Sigmund Lebert, William Scharfenberg 偏、IMSLP/Petrucci Music Library 所蔵
    "19 Sonatas for the Piano, Sonata VI (pp.12-25)"
    New York: G. Schirmer, 1893. Plate 11139. 出版
シーケンサー:シンガー・ソング・ライター(Win-SSW)
MIDI音源:ローランド(Roland)SC-88VL
制作期間:2019年6月3日-2019年7月27日
MIDIクリップ制作:仮隠居

●下記URLに過去作品取り揃えております。
http://www.youtube.com/user/BYR00746#p/u

【注意 notice】
この音楽はパーソナル・コンピューターで私自身がプログラムしたMIDIファイルを演奏しています。
This music is performing the MIDI file programmed for myself with the personal computer.
この音はシンセサイザー(ローランド SC-88VL)によって作られています。
This sound is made by the synthesizer (Roland SC-88VL).

| | コメント (0)

2019/07/21

桂吉朝「狐芝居」ほか

【世紀末亭】2019年7月21日定期(リニューアル)アップ

●桂吉朝「狐芝居」:原作・小佐田定雄氏
折り目正しい侍が麓の茶屋で一服ののち、床机に太刀を忘れて出て行った。かと思うとすぐに戻って来て「これがなかったらどないしょ~思たんや。ホンマにもぉサッパわやや」侍にしては言葉遣いがおかしい。尋ねると、実は大阪の下っ端役者で名を尾上田螺(たにし)といい、役柄の稽古を兼ね武士の姿で道中をしているのだという。話をすれぼ気のいい若者「いずれ出世したら道頓堀の芝居に招待するわ」言い残して夕暮れ迫る峠道を登って行く。峠にさしかかる頃にはとっぷりと日も暮れ、下りになろうかという時分、どこからともなく芝居の「シャギリ」の音が聞こえ、音を頼りに近づいてみると……
http://kamigata.fan.coocan.jp/kamigata/rakug184.htm

●桂文枝「軽業講釈」:東の旅シリーズ
伊勢参りの道中、喜六・清八が村祭りの見世物小屋に寄るのは「軽業」だが、実はその軽業小屋の隣で同じく小屋をかけていたのが講釈師の先生だった。いつもの調子でいつもの「難波戦記」を語り始めると、軽業小屋からは客寄せのお囃子の音が遠慮なく押し寄せてくる。あまりのうるささに辛抱たまらなくなり「軽業ぁ~ッ、軽業ぁ~ッ!」大きな声を上げると、若い衆が飛んで来て「お囃子部屋へ言ぅときますんで、えらいどぉも済まんこってす」謝って帰って行く。が、またしばらく語るうち、お囃子の音が大きくなって「軽業ぁ~ッ、軽業ぁ~ッ!」すると、若い衆が飛んで来て……、が……、すると……、が……、すると……、が……、すると……
http://kamigata.fan.coocan.jp/kamigata/rakug185.htm

| | コメント (0)

2019/07/07

桂米朝「本能寺」ほか

【世紀末亭】2019年7月7日定期(リニューアル)アップ

●桂米朝「本能寺」:正本芝居噺
演じられなくなって久しい芝居、近松半二の『三日太平記』より「塀外の場」「奥書院の場」から眉間割り、藪畳での大立ち回りまでを演ずる『正本芝居噺』。文字を読んでもサッパリ雰囲気つかめませんが、上方落語の資料ということでお目通しください。ちなみに『芝居噺』は本作「本能寺」や、桂文太師の演ずる「瑠璃壺名誉早駆」「大江山鬼切丸由来」のように芝居を忠実に演じる『正本芝居噺』と「七段目」「蔵丁稚」「質屋芝居」「蛸芝居」のように噺の中に芝居を取り込んだ『滑稽芝居噺』の二種に分類されています。
http://kamigata.fan.coocan.jp/kamigata/rakug182.htm

●桂文珍「七段目」:滑稽芝居噺
度を越した芝居道楽をたしなめようと、親旦那が待ち構えるのも知らずに帰って来た若旦那、親の意見のことごとくを芝居の台詞で受け答え、ついに二階部屋で謹慎を命じられた。にもかかわらず、相変わらず大きな声で芝居の真似事を楽しんでいる。そこで親旦那は丁稚の定吉を呼びつけ、芝居の真似を止めるよう二階へ上げるのだが、何とこの定吉が若旦那に輪をかけた芝居好きだったから逆効果、ついに二人で忠臣蔵の「七段目」を始めてしまうのだった……
http://kamigata.fan.coocan.jp/kamigata/rakug183.htm

             * * * * *

【DTM(MIDI)でクラシック/令和元年文月7月新譜】
DTM(MIDI) on モーツァルト・ピアノソナタ1番 ハ長調 K.279
W.A. Mozart Piano Sonata No.1 C-major K.279

 1st movement : Allegro → 00:00
 2nd movement : Andante → 05:27
 3rd movement : Allegro → 11:00

DTM(MIDI)でクラシック、今回よりモーツァルトのピアノソナタ・シリーズ第2期を開始します。前期は11番から贋作19番?までご紹介しましたが、2期は1番から10番までの若い作品になります。

私自身、若い番号のソナタは聴く機会がほとんどなく、ほぼ初見で手探り作業を進めますので標準演奏とかけ離れた品になるかもですが「モーツァルトらしく」を心掛けながら【謎】作業を進めたいと思っています。お時間許せばお付き合い願いたいと思います。

今回のプログラミングでは、左手の音量を右手マイナス6と機械的に決め、左手を強調する要所のみ右手対比音量を上げる、という基本手法をとっています。また、強音の部分は速く演奏し、弱音の部分は遅く演奏するというパターン化を踏襲しました。こうすることによって修飾の手間を省こうという魂胆です。やっぱり、モーツァルトは単純そうで奥深く、気難しそうで無邪気で、そして可愛い。

スコア:Sigmund Lebert, William Scharfenberg 偏、IMSLP/Petrucci Music Library 所蔵
    "19 Sonatas for the Piano (pp.1-11)"
    New York: G. Schirmer, 1893. Plate 11138. 出版
シーケンサー:シンガー・ソング・ライター(Win-SSW)
MIDI音源:ローランド(Roland)SC-88VL
制作期間:2018年10月11日-2019年6月21日
MIDIクリップ制作:仮隠居

●下記URLに過去作品取り揃えております。
http://www.youtube.com/user/BYR00746#p/u

【注意 notice】
この音楽はパーソナル・コンピューターで私自身がプログラムしたMIDIファイルを演奏しています。
This music is performing the MIDI file programmed for myself with the personal computer.
この音はシンセサイザー(ローランド SC-88VL)によって作られています。
This sound is made by the synthesizer (Roland SC-88VL).

| | コメント (0)

2019/06/23

桂都丸「向う付け」ほか

【世紀末亭】2019年6月23日定期(リニューアル)アップ

●桂都丸「向う付け」:江戸落語「三人無筆」
喜六が外出から帰って来ると、お世話になっている十一屋のご隠居が亡くなったという知らせが届いていた。まともな挨拶などできない喜六ではあったが、しっかり者の女房に当座のくやみ「ついにはこちらのご隠居さまにはよぉございませなんだそぉで……、何の役にも立たんもんでございますけれども、それ相当のご用事があったらお言ぃ付け下さい」を教えてもらい線香をひと束携えて訪ねると、御寮人(ごりょん)さんから斎場の帳場、記名係を頼まれてしまう。ところがこの喜六、平仮名さえも危ないという「無筆」。またもや女房に秘策を授かり阿倍野の斎場へ向かうと、そこには……
http://kamigata.fan.coocan.jp/kamigata/rakug180.htm

●桂枝雀「替わり目」
職場の寄り合いか何かでしょう、外でしこたまお酒を召し上がって帰宅された松本留五郎さん、奥さんに「喧しぃ言ぅてんと、早いこと寝なはれ」言われても、何か物足りない呑み足りない。買い置きの上等の酒を持って来させ「何かつまみはないか? コウコは?」と聞けば「みな食てもた」の返事。「女たるもの女言葉で『いただきました』となぜ言えん」小言のひとつも言いながら角のおでん屋に買いに走らせたその隙に、担ぎのうどん屋さんを呼び止め酒に燗をさせようと企む……。酒呑みのボヤキ、戯言の中にキラリと光る人情の機微が、あるのやら、ないのやら。
http://kamigata.fan.coocan.jp/kamigata/rakug181.htm

| | コメント (0)

2019/06/09

桂文枝「猿後家」ほか

【世紀末亭】2019年6月9日定期(リニューアル)アップ

●桂文枝「猿後家」
町内で知らぬ者のない川上屋の後家はんは「イヨ~ッ!」と声をかけたくなる美形の後ろ姿なのに、前へ回ると「ポンッ!」別名「鼓の掛け声」と言われるほど、山からトレトレの猿にそっくりな顔をしている。そのため、店では「しなさる」「くださる」「捨て去る」と「猿」の付く言葉は禁句、決して言ってはならないことになっていた。ある日「お伊勢さんへ参るので」と暇乞いにやって来た野太鼓の太兵衛に、幾ばくかの餞別を渡し送り出して早や五日目、土産を携え帰って来た。太兵衛が道中ばなしを聞かせるうち、決して言ってはならない「奈良興福寺、猿沢の池」と、つい口を滑らせたから大変……
http://kamigata.fan.coocan.jp/kamigata/rakug178.htm

●月亭八方「坊主茶屋」:江戸落語「坊主の遊び」
酒の勢いで上がり込んだ安茶屋、噂には聞いていたが噂以上のひどさに「このまま黙って帰るのも癪なので何か悪戯を」と、部屋の鏡台の引き出しを探すと剃刀が出てきた。では、この剃刀で女郎の眉毛でも剃って……、いや眉毛はもう無い、抜け落ちたものか描いてある。それでは鬢(びん)を……、これもほとんど剃る手間が要らないほど抜けている、よっぽど悪い病気持ちに違いない。「もう頭に来た、スックリ丸めて坊主になれッ!」すっかり剃り上げ、そのまま二階の窓から飛び降りて逃げ帰った明けの朝、女どもが目を覚ますと……
http://kamigata.fan.coocan.jp/kamigata/rakug179.htm

| | コメント (0)

2019/05/19

桂米朝「近江八景」ほか

【世紀末亭】2019年5月19日定期(リニューアル)アップ

●桂米朝「近江八景」
馴染みの女郎から「来年の春、年季が明けたら一緒になろう」という手紙をもらった男、易者に将来を占ってもらいたいが一人で行くのは照れ臭い、そこで友達を誘うことに。友達にわけを話すと「その女郎には間夫がいて騙されている」と忠告を受ける。それでは「騙されているのか、手紙の内容が本当なのか」を見てもらうために易者を訪ねると……
http://kamigata.fan.coocan.jp/kamigata/rakug176.htm

●桂べかこ(南光)「源平盛衰記」
1159(平治元)年、平治の乱により源義朝を討ち、平氏政権を樹立した平清盛ではあったが、仏心で義朝の子・頼朝の命を助け、なおかつ義朝の愛人・常盤御前を妾に迎え、その子・牛若をも助けるという大失態をしでかしてしまう。牛若は京の鞍馬で修行を積み、やがて弁慶と出会い奥州平泉の地で隠忍し、その名も源九郎判官義経となって腹違いの兄・頼朝と伊豆で再会。朝廷から木曽義仲追討の命を受け粟津の戦で打ち破り、勢いに乗じて平家壊滅、源氏再興へと突き進む、その歴史絵巻を「上方落語」でひもとくと……
http://kamigata.fan.coocan.jp/kamigata/rakug177.htm

| | コメント (2)

2019/05/05

笑福亭仁鶴「黄金の大黒」ほか

【世紀末亭】2019年5月5日定期(リニューアル)アップ

●笑福亭仁鶴「黄金の大黒」
質屋の蔵の横手で砂遊びをしていた家主の坊ちゃんが、金の大黒さまを掘り当てた。めでたいので喜びを分かち合いたいと、宴席に呼ばれた長屋の連中だが、着ていく羽織が1着しかない。そこで、この1着を使い回して祝いの挨拶をしようと企む。落語のセオリーどおり企みは脆くも崩れグズグズになって、それでも祝いの宴は最高潮に達し、呑めや歌えの大騒ぎ。とその時、床の間に飾ってあった大黒さまがスックと立ち上がり……
http://kamigata.fan.coocan.jp/kamigata/rakug174.htm

●桂文枝「天王寺詣り」
男が知人宅を訪ねると時期はちょうど彼岸、四天王寺では無縁仏の供養をしていると聞いた。そこで、近所の悪ガキになぶり殺されてしまった愛犬「クロ」を弔うため、天王寺さんへ二人して引導鐘を撞きに行くことになる。下寺町から逢坂・合邦が辻、一心寺、安井の天神さん、石の鳥居をくぐると、境内は見世物、物売り露店に善男善女で大変な賑わい。グルッとひと回りして鐘搗き堂へ上がり引導鐘を撞いてもらうと「ボォ~ン、オワァンオワァンオワァンオワァン……、オ~~ン」最期の「オ~~ン」がまるでクロが乗り移ったように聴こえ……
http://kamigata.fan.coocan.jp/kamigata/rakug175.htm

             * * * * *

【DTM(MIDI)でクラシック/令和元年皐月5月新譜】
■DTM(MIDI) on モーツァルトの『音楽の冗談 K.522』
 W.A. Mozart Ein musikalischer Spass K.522

 1st movement : Allegro → 00:00
 2nd movement : Menuetto (Maestoso), Trio → 03:16
 3rd movement : Adagio cantabile → 09:57
 4th movement : Presto → 16:50

DTM(MIDI)でクラシック、今回はモーツァルトの『音楽の冗談 K.522』を選んでみました。「冗談」であると宣言して作曲した作品ですから、どれほどふざけた曲なのか? 期待と不安で聴いてみれば、確かに2楽章のホルンや3楽章のバイオリン・ソロ、4楽章締めくくりの不協和音などは明らかに冗談として聴こえても、全体的には「冗談とはご冗談でしょ」健全な曲です。

これは現代人の私たちが聴いても冗談には聴こえないが、当時の聴衆の耳には「ありえない音楽」だったという、時代バイアスのかかった「冗談」なのですね。つまり音楽作法に厳格な決まり事・お約束事があり、また楽器の性能も限界がある、例えばホルンは無バルブで音程不安定。まっとうな作曲家ならこんな音符は並べないだろうという「冗談」だったのです。とはいえ、今の時代でも「冗談」に聴こえる楽団がないわけではないですが、とか。

ヴァイオリン4、4、ヴィオラ2、チェロ1、コントラバス1のストリングス群に+ホルン2の合計14名を想定した楽器編成になっております。

スコア:Gustav Nottebohm編、Breitkopf & Hartel 出版、IMSLP/Petrucci Music Library 所蔵
    "Ein musikalischer Spass", K.522
    Wolfgang Amadeus Mozarts Werke, Serie X:
    Marsche und kleinere Stucke fur Orchester, No.13 (pp.2-18 (58-74))
    Leipzig: Breitkopf & Hartel, 1881. Plate W.A.M. 522.
制作期間:2019年2月1日-2019年4月27日
シーケンサー:シンガー・ソング・ライター(Win-SSW)
MIDI音源:ローランド(Roland)SC-88VL
MIDIクリップ制作:仮隠居

●下記URLに過去作品取り揃えております。
http://www.youtube.com/user/BYR00746#p/u

【注意 notice】
この音楽はパーソナル・コンピューターで私自身がプログラムしたMIDIファイルを演奏しています。
This music is performing the MIDI file programmed for myself with the personal computer.
この音はシンセサイザー(ローランド SC-88VL)によって作られています。
This sound is made by the synthesizer (Roland SC-88VL).

| | コメント (0)

2019/04/21

桂枝雀「義眼」ほか

【世紀末亭】2019年4月21日定期(リニューアル)アップ

●桂枝雀「義眼」
眼病を手術し義眼を入れてもらった男、その出来映えを見せようと松島の女の元へと駆けつけた。見せるものを見せ、するべきことをし、やがて就寝となって「寝るときには湯飲みに水張って、目の玉を漬けておくことを忘れないよぉに」医者の先生の言葉どおり、枕元の湯飲みに目玉をコロリと沈め床に着く。と、隣りの部屋で会話を聞いていた泥酔男「男前が戻った、わたい嬉しぃわ」その戻った男前がどんな男前に戻ったのかを確かめたくなり、そっと襖を開け忍び込むと……
http://kamigata.fan.coocan.jp/kamigata/rakug172.htm

●桂文我「ほうじの茶」
ただただおしゃべり、ヨイショだけで座敷に上がっていた太鼓持ちの茂八が、若旦那に呼ばれ部屋に顔を出すと「芸のないものは贔屓にせん、何か習え」と叱り付けられた。芸事は嫌、けど贔屓も続けてほしい……、そこで茂八は、茶を焙じるとさまざまな芸能役者が出て来るという道具を懐から取り出し「舞踊家」「浄瑠璃語り」「ヴァイオリン演歌師」次々に呼び出しては楽しませる。首尾よく贔屓の続行を取り付け、女将の呼ぶ声で席を立ったそのあと、隙を狙って若旦那が「芸妓・舞子」を呼び出そうと試みると……
http://kamigata.fan.coocan.jp/kamigata/rakug173.htm

| | コメント (0)

2019/04/07

桂福団治「薮入り」ほか

【世紀末亭】2019年4月7日定期(リニューアル)アップ

●桂福団治「薮入り」
三年前に丁稚奉公に出した一人息子、亀ちゃんが初めての「薮入り」をもらって帰って来るという日の前夜、父親はもう嬉しくて寝つけない。当日も朝早くから起き出し、柄にもなく表の掃除をしては近所の住人と噛み合わぬ会話をし、嫁さんにこまごま注意をたれるうち、やがて玄関に誰やら客の丁寧な声が……
http://kamigata.fan.coocan.jp/kamigata/rakug170.htm

●桂米朝「景清」
眼病を患い視力を失った目貫(めぬき)の鏨(たがね)彫り職人・定次郎は、医者がダメなら神仏にすがろうと、目に霊験あらたかな柳谷の観音さんに日参していた。その満願の日の朝、何やらうっすらと光のようなものを感じ、今日は夜通し篭って大願成就しようと観音経を唱えていると、近くで若い女の声がする。わけを聞けば同じく目の病で願をかけているとのこと「一緒にお願いしまひょ」と寄り添って経を唱えるうち、髪油の香りがプ~ン、肩がポ~ン、手をギュ~ッ、背中へ手をまわしド~ッと横になって……
http://kamigata.fan.coocan.jp/kamigata/rakug171.htm

             * * * * *

【DTM(MIDI)でクラシック/卯月4月新譜】
DTM(MIDI) on モーツァルトの『アイネ・クライネ・ナハトムジーク K.525』
W.A. Mozart Eine kleine Nachtmusik K.525

 1st movement : Allegro → 00:00
 2nd movement : Romanze (Andante) → 05:52
 3rd movement : Menuetto, Trio (Allegretto) → 11:46
 4th movement : Rondo (Allegro) → 14:04

DTM(MIDI)でクラシック、今回は弦楽セレナードから、世間一般もっともモーツァルトな『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』です。ヴァイオリン4、4、ヴィオラ2、チェロ1、コントラバス1の合計12名を想定した、少し大きめの弦楽四重奏バージョンとなっております。

題名“Eine kleine Nachtmusik”は英語に置き換えると“A Little Night Music”邦題は「小夜曲(さよきょく)」セレナードの訳も「小夜曲」ですから、モーツァルトの小夜曲の「小夜曲」となって、ちょっと分かりづらいのと、夜曲というには快活すぎるので、昨今は「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」に定着したようです。

スコア:Breitkopf & Hartel 出版、IMSLP/Petrucci Music Library 所蔵
    『Eine kleine Nachtmusik, K.525』
    Wolfgang Amadeus Mozarts Werke, Serie XIII:
    Quintette fur streichinstrumente, No.9 (pp.2-13 (182-193))
    Leipzig: Breitkopf & Hartel, 1883. Plate W.A.M. 590.
制作期間:2019年1月16日-2019年3月28日
シーケンサー:シンガー・ソング・ライター(Win-SSW)
MIDI音源:ローランド(Roland)SC-88VL
MIDIクリップ制作:仮隠居

●下記URLに過去作品取り揃えております。
http://www.youtube.com/user/BYR00746#p/u

【注意 notice】
この音楽はパーソナル・コンピューターで私自身がプログラムしたMIDIファイルを演奏しています。
This music is performing the MIDI file programmed for myself with the personal computer.
この音はシンセサイザー(ローランド SC-88VL)によって作られています。
This sound is made by the synthesizer (Roland SC-88VL).

| | コメント (0)

2019/03/24

桂雀々「茶漬幽霊」ほか

【世紀末亭】2019年3月24日定期(リニューアル)アップ

●桂雀々「茶漬幽霊」:江戸落語「三年目」
風邪をこじらせ寝込んでいる亭主の枕元で、女房のお咲がさめざめ泣きながら「あんたにもしものことがあったら、わたしはもぉ生きてられしまへん」「何言ぅてんねんお咲、わしが死んだら、また新しぃ婿はんもぉたらえぇやないか」とまぜっかえすと「よぉそんな薄情なこと、わたし二度と亭主てなもんもらうことないわいな」やがて亭主の病気は癒えたものの、看病疲れが出たものか入れ違いにお咲さんが病の床に臥せってしまった。「わたしが死んだら、新しぃ嫁さんもらいなはんねやろなぁ?」お咲さんの心配に「もし、浮世の義理で嫁はんもらうことになったら、夜中に化けて出て新しぃ嫁はん追い出せ」言ってやると安心したものかそのままコロッ。百か日を過ぎた頃、お咲さんの予言どおり亭主は甚兵衛さんの世話で新しい嫁さんをもらうことになり祝言の夜「どっから出るか、いつ出て来るか」と二時、三時、四時、五時、六時、三日、四日、五日、ひと月、ふた月、一年、二年、三年目の夏の昼下がり……
http://kamigata.fan.coocan.jp/kamigata/rakug168.htm

●笑福亭松喬「へっつい幽霊」
昼間売った竃(へっつい)が、真夜中「買戻してくれ」と返されてきた。一円の手数料を取って引き取り、店に並べておくと明くる日すぐに売れる。が、真夜中になるとまた「引き取ってくれ」一円の手数料を取って引き取る、また売れる、引き取る……。ある日「ヘッツイから幽霊が出る」の噂を聞き「捨てようか、一円付けて誰かに押し付けようか」と女房と相談しているのを聞き付けたのが、裏の長屋に住む脳天の熊五郎さん。「何が出ても一切ゴジャゴジャなし」の条件で引き受け仲間の作ボンと運ぶ途中、ゴミ箱にぶつけゴロッと出て来たのが三百円の大金。思わぬ儲けに喜んだのも束の間、遊び果して元の無一文になったその夜……
http://kamigata.fan.coocan.jp/kamigata/rakug169.htm

| | コメント (0)

2019/03/10

桂ざこば「遊山船」ほか

【世紀末亭】2019年3月10日定期(リニューアル)アップ

●桂ざこば「遊山船」
行水でサッパリと汗を流し、糊の効いた浴衣に着替えて大川端へ夕涼みに出かけるのが、大阪庶民のささやかな暑気ばらいであった頃、毎度おなじみ気心の知れた喜六・清八の二人連れも難波橋へ出かけていた。川面を見ると、こちらは生活にゆとりのある人々が屋形船を浮かべて涼をとっている。橋の上から贅沢な遊びをネタに、相手になったりビックリしたり、ボケたり突っ込んだりしていると、やがてイカリ模様の揃いの浴衣でビシッと決めた、稽古屋連中の船が賑やかにやって来た……
http://kamigata.fan.coocan.jp/kamigata/rakug166.htm

●桂文我「苫が島」
御三家のひとつ、紀伊大納言徳川頼宣公が江戸詰めから帰国され、領地内にある「苫が島」についてお尋ねになった。家来は「加太岬の西方、東西二里、南北一里半の島」であること「無人で禽獣の住みかになっている」こと「以前、築城の用木を切り倒した罰で、島に入った者19名残らず死んでから立ち入り禁止になっている」こと「島には怪しきものが存在する」ことなどを説明する。すると頼宣公、俄然興味が湧いたものとみえ「近日中に狩りを行う」やがて狩りの当日、家中一統が苫が島に到着すると……
http://kamigata.fan.coocan.jp/kamigata/rakug167.htm

             * * * * *

【DTM(MIDI)でクラシック/弥生3月新譜】
■DTM(MIDI) on モーツァルトの『ディヴェルティメント K.136』
W.A. Mozart Divertimento (Vierundzwanzigstes Quartett) K.136

 1st movement : Allegro → 00:00
 2nd movement : Andante → 06:16
 3rd movement : Presto → 15:38

DTM(MIDI)でクラシック、今回はモーツァルトの弦楽四重奏曲から『ディヴェルティメント(喜遊曲)』を選んでみました。といいましても、MIDI音源でカルテットはきつすぎますので、ヴァイオリン4、4、ヴィオラ2、チェロ1、コントラバス1の合計12名を想定した、少し大きめの弦楽四重奏バージョンとなっております。

スコア:Breitkopf & Hartel 出版、IMSLP/Petrucci Music Library 所蔵
    『Divertimento (Vierundzwanzigstes Quartett) K.136』
    Wolfgang Amadeus Mozarts Werke, Serie XIV:
    Quartette fur Streichinstrumente, Bd.3, No.24 (pp.2-10 (278-286))
    Leipzig: Breitkopf & Hartel, 1882. Plate W.A.M. 136.
制作期間:2018年11月26日-2019年2月24日
シーケンサー:シンガー・ソング・ライター(Win-SSW)
MIDI音源:ローランド(Roland)SC-88VL
MIDIクリップ制作:仮隠居

●下記URLに過去作品取り揃えております。
http://www.youtube.com/user/BYR00746#p/u

【注意 notice】
この音楽はパーソナル・コンピューターで私自身がプログラムしたMIDIファイルを演奏しています。
This music is performing the MIDI file programmed for myself with the personal computer.
この音はシンセサイザー(ローランド SC-88VL)によって作られています。
This sound is made by the synthesizer (Roland SC-88VL).

| | コメント (0) | トラックバック (0)

«桂ざこば「桃太郎」ほか